2026年フォーミュラドリフトジャパン最終戦岡山を制し、逆転で自身初チャンピオンに輝いた蕎麦切広大(SHIBATA RACING TEAM) 10月3〜4日、岡山県の岡山国際サーキットで2026年フォーミュラドリフトジャパン(FDJ)最終戦となる第6戦が開催され、単走予選トップから臨んだ蕎麦切広大(SHIBATA RACING TEAM/トヨタGR86)が追走決勝トーナメントを勝ち抜き今季2勝目を獲得。ポイントリーダーで昨年王者の高橋和己(TMS RACING TEAM MARK MA/E92 BMW M3)を準決勝ファイナル4の直接対決で下し、決勝ではジェイク・ジョーンズ(DRIFTSQUID INDUSTRIES/E92 BMW M3)も退けて、自身初のシリーズチャンピオンに輝いた。
FDJは単走予選の順位に応じた最大7点の予選ポイントと、追走トーナメントの成績に応じた決勝ポイントが優勝100点、2位80点、ファイナル4敗退が64点(以下略)を合計する方式。最終戦の最大獲得ポイントは107点となるため、チャンピオンの可能性を残すのは330ポイントの高橋、296ポイントの蕎麦切、279ポイントの益山航(EVANGELION RACING/トヨタGR86)、265ポイントのRYUMA(HARSON TYRES Team ORANGE/トヨタGR86)、246ポイントの中村直樹(VALINO×日本環境開発Racing×N-STYLE/トヨタGR86)、232ポイントの夏昌浩(FAT FIVE RACING/S15ニッサン・シルビア)という6名だった。
追走トーナメントは蕎麦切と高橋がともにブロック左側に入る組み合わせとなり、ふたりが勝ち進めばファイナル4でタイトルをかけた直接対決が争われる。その思惑どおり、単走予選トップの蕎麦切は初戦トップ32で杏仁さん(Teamアカデミック/S15シルビア)、トップ16で塙彰拡(FreeStyle with レイテックオートワークス/トヨタGR85)を退けると、グレート8ではセナ(White River/E92 BMW M3)と対戦。これも制してファイナル4進出を決めた。
対する高橋もトップ32でシェン・ニアン(Kazama with powervehicles/JZX100トヨタ・チェイサー)、トップ16で同チームの山下広一(TMS RACING TEAM 5FIVEX/E92 BMW M3)を下し、グレート8ではユキオ・ファウスト(Fausto racing with mini gt/S15シルビア)に勝利してファイナル4に進出。一方で益山はトップ16でRYUMAに敗れ、そのRYUMAもグレート8でジョーンズの前に姿を消した。トーナメント右側ブロックでは中村が斎藤太吾(Fat Five Racing/A90 GRスープラ)、�霤沈曲検�Hash9 Racing/JZX100チェイサー)を破ってファイナル4に進んだが、高橋が398点以上を確定させた時点で最大352ポイントの中村にチャンピオンの可能性は消失。王座の行方は高橋と蕎麦切のふたりに絞られた。
逆転チャンピオンに向けて勝ち上がった蕎麦切。決勝の相手は右側ブロックを勝ち上がってきたオーストラリア人ドライバーのジョーンズ。トップ32でルカ・メルリ(FAT FIVE RACING/S13シルビア)、トップ16で小橋正典(HARSON TYRES Team ORANGE/A90 GRスープラ)、グレート8でRYUMA、ファイナル4では中村といった実力者を破る快進撃を見せていた。
近年の蕎麦切はD1グランプリの活動に集中しており、今季のFDJには2023年以来の復帰参戦となっていた。その初年度でのチャンピオン獲得という栄光を、蕎麦切はシバタイヤ/柴田自動車の柴田達寛代表取締役の奥様である故・柴田浩美さんに捧げると語った。浩美さんは“ひろみちゃん”の愛称でSHIBATA RACING TEAMのお母ちゃん的存在として日本のドリフトシーンで親しまれており、チームのエースドライバーである蕎麦切とは中学生時代から親交があったが、2025年10月に闘病の末に永眠されていた。