2027年にプジョー9X8のレギュラードライバーとなることが発表されたアレックス・クイン プジョーは、テスト兼開発ドライバーであるアレックス・クインが、2027年のWEC世界耐久選手権のレースドライバーに昇格すると発表した。
クインは2025年シーズン末、バーレーンで行われたルーキーテストで『9X8ハイパーカー』を初めてドライブし、好走を見せた後、チームに加入した。
現在25歳の英国人である彼は、複数年契約を結び、来シーズンに改良型9X8を駆るドライバーラインアップの一員となる。これは、元フェラーリ・ドライバーのロバート・シュワルツマンに続き、プジョーにとって2027年に向けた2人目の新規ドライバー契約となる。
「FIA世界耐久選手権におけるチーム・プジョー・トタルエナジーズの公式ドライバーになることは、夢の実現だ」とクインはコメントした。
「今年一年、ファクトリーやテストプログラムを通じてチームと仕事ができたことは、素晴らしい経験だった」
「フルタイムのレースドライバーに昇格することに非常に興奮しているし、他の選手権での最近の成功を経て、その準備は整っていると感じている」
「何よりも、この機会を与えてくれたチームの皆さんに心から感謝している。これが、ともに歩むエキサイティングな旅の始まりになることを願っている」
プジョーでの活動に加え、クインは今年、LMP2マシンを駆り、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ニールセン・レーシング)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(クラウドストライク・レーシング・バイ・APR)にフル参戦し、後者ではタイトルを獲得した。
また、今年のル・マン24時間レースでは、同チームからジョージ・カーツ、ラウリン・ハインリッヒとともに参戦し、LMP2プロ/アマクラスで優勝を果たした。
プジョーのチーム代表であるエマニュエル・エスノーは次のようにコメントしている。
「アレックスをテスト兼開発ドライバーの役割から、2027年のフルタイム・レースドライバーへと昇格させることができ、大変嬉しく思う」
「アレックスは、我々とのテスト走行において素晴らしい能力を発揮し、今シーズンはLMP2クラスでも優れた戦績を残した。アレックスは、ル・マンやロレックス・デイトナ(LMP2クラス)での優勝に加え、IMSAやELMSでの勝利経験を持つなど、極めて素晴らしい経歴の持ち主だ」
「LMP2カテゴリー出身の若き才能をル・マン・ハイパーカーのドライバーに抜擢するのは、プジョーにとって今回が2度目となる。来シーズン、進化を遂げたプジョー9X8のステアリングを彼が握ることを楽しみにしている」
クインの起用が確定したことで、プジョーの2027年シーズンに向けたドライバーラインアップは概ね固まったと見られる。ジャン・エリック・ベルニュが1年間の休養を経て復帰するほか、ポール・ディ・レスタ、ニック・キャシディ、ロイック・デュバルも来季チームに残留する見通しだ。
一方、ストフェル・バンドーンは先月の富士戦を最後にプジョーでのレースを終えており、マルテ・ヤコブセンとテオ・プルシェールもチームを離れることになっている。
今シーズンの残り2戦(バルセロナおよびモンツァ)において、93号車のドライバーとしてバンドーンの後任を誰が務めるかはまだ正式に発表されていないが、クインがハイパーカー・デビューを前倒しで果たす可能性が最も高いと見られている。
[オートスポーツweb 2026年10月08日]