映画『殺人の門』釜山国際映画祭 舞台あいさつに登壇した(左から)武井咲、山��賢人、松下洸平©2027「殺人の門」製作委員会 俳優・山��賢人と松下洸平がダブル主演を務める映画『殺人の門』(2027年2月19日公開)が、第31回釜山国際映画祭の「アジア映画の窓(A Window on Asian Cinema)」部門に正式出品され、現地時間8日、ワールドプレミア上映が行われた。上映後の舞台あいさつにはダブル主演の山��、松下をはじめ、新キャストとして発表された武井咲が初の現地登壇を果たし、大歓声を浴びた。
【写真】キュンポーズ!釜山でファンを魅了した山��賢人&松下洸平&武井咲 東野圭吾氏の傑作ミステリーを完全映画化した本作は、執拗に“親友”の人生を狂わせ続ける男・倉持(山��)と、その悪意から逃れられない男・田島(松下)の約30年におよぶ歪んだ友情を描く重厚なドキュメント。試写終了直後には静寂を切り裂く大拍手が起こり、会場は凄まじい衝撃と熱狂に包まれた。
上映後の舞台あいさつでは、自身がアンバサダーを務めるサンローランの黒スーツで決めた山��、黒のダブルジャケットで魅せた松下、水彩画風の美しいフラワープリントドレスをまとった武井が姿を現すと、超満員の会場は大歓声に。
登壇後、全員が「アンニョンハセヨ」と声を揃えあいさつし、山��が「映画面白かったですか?」と韓国語で尋ねると、松下も「お会い出来てうれしいです」と韓国語でコメント。武井も「韓国大好きです」とリレー形式で韓国語を披露し、現地ファンの心をつかんだ。
さらに、「全身全霊で“殺意”を作り上げた」という壮絶な役作りとアドリブ裏話も披露。人を翻弄する倉持役を演じた山��は「捉え方によって色んな解釈が出来るところが面白く、人を翻弄する倉持がすごく魅力的に感じて挑戦したいと思いました」と語り、現地ファンからの声援に「カムサハムニダ」と笑顔で応える一幕も。
一方、倉持に裏切られ続ける田島役の松下は、プライベートでも親交のある山��を“殺したいほど憎む”役柄について「普段は大切な友人ですが、芝居の中で彼を憎まなければならないのが大変でした。でも、彼が引き出してくれた倉持の魅力に負けてはいけないと思い、全身全霊で“殺意”を自分の中で作り上げていきました」と吐露。さらに「撮影が終わってからも賢人が『田島』と呼びかけてくることがあって、トラウマがよみがえりました(笑)」と明かし、会場の笑いを誘った。
2人の運命を揺さぶる由希子役の武井は「原作を読みながら一番純粋で普通の人に見えたらいいなと心がけました。ぶっつけ本番の現場でした」と撮影を振り返った。
Q&Aコーナーでは、松下が「田島の座る革椅子が破れているのはパワーバランスの表現かも。高級車のドアを開けてあげるシーンは現場で生まれたアドリブです」と撮影の裏側を告白。山��も「倉持は幼少期に感情がねじれてしまい、自分が1番幸せでいたいけれど田島が不幸になりすぎるのも嫌だったのでは」と自ら役柄を分析した。
最後に、武井は「松下さんは没頭されていて近寄りがたい雰囲気をまとっていました。山��さんは現場でも優しい雰囲気でしたが、それにみんなが翻弄されているようで恐怖さえ覚えました」とダブル主演2人の圧倒的な芝居合戦を絶賛。上映後、現地のファンからは「山��賢人さんの演技に翻弄された!」「絶対に猛烈にもう一度観たい」と称賛の声が相次ぎ、熱気に包まれたままイベントは幕を閉じた。