卜部和久(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) 2026スーパーフォーミュラ第9戦・第10戦富士 レギュラーを務める阪口晴南の怪我のために、レースウイークの金曜になってから急きょSFデビューが決まった卜部和久(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)。10月10日午前に行われた第9戦の予選では、いきなりQ2進出を果たすパフォーマンスを見せた。
そして11番手から迎えた午後の決勝レースでは、スタートや途中のピットストップなど、特に大きなミスもなかったが、最終的にポジションを落とすことになり、21位完走を果たした。
■「ちょっと首が痛い」
予選については「Q2進出をやっぱり目標にしてましたし、昨日(金曜)からもしかしたら(Q2に)行けるんじゃないっていうようなパフォーマンスはあったと思うので、そこをうまくQ1でまとめれたんじゃないかなと思っています」と卜部。
ただ、決勝に関しては初めてのこと尽くしで、試行錯誤の連続だった模様。金曜に急きょ作ったシートも充分にフィットしていなかったようで、「シートが合わなかったですし、腰が動いちゃったりして。 腰と肩が意外と痛いですね」とのこと。
ハンドクラッチを使用するスタートに関しても、以前に参加したルーキーテストでは経験していなかったとのことで、前日のフリー走行から練習を繰り返したという。
「レコノサンスで2回、あとFPでも1、2回やったので、ちょっとずつ学んできて慣れていきました。決勝は動作的にはそんなに悪くなかったと思うんですけど、その後僕がOTS(オーバーテイクシステム)を押さなかったんで、そこでちょっと抜かれちゃったなっていう印象だったんで、明日はその反省を活かして、周りの雰囲気を見ていきたいなっていう感じです」
「OTSとタイヤ交換後の1周目。あと、これだけ長いレースと、どれだけタイヤがタレるのかもわからなかったんで、基本ずっとフルプッシュではいたんですけど、いろいろ初めて尽くしでした」と、初SFの洗礼を浴びた様子だった卜部。
ルーキードライバーに関してよく言われるのが首への負担だが、ここ富士スピードウェイも、100RなどかなりGフォースがかかるコーナーがある。そこについては、「(初のSF参戦で)本当に憧れてた舞台なので、まだ夢見心地なんですけど、ちょっと首が痛いんで、そこで『これが現実かな』みたいな(笑)」。
首への負担に関しては、「やっぱり乗ることが一番のトレーニングというか。大湯(都史樹)さんに『首痛くないですか?』って言ったら『慣れだよ、慣れ! 俺もトレーニングしないから!』って言ってたんで……まあ慣れじゃないかなと、大湯さんの言葉を信じてます(苦笑)」と、チームメイトとのやり取りも披露した。
ただ、総じてスーパーフォーミュラ・ライツとは異なる部分も多かったようで「ライツと比べるとレース時間も長いですし、体力的には削られますね」と語っていた。
[オートスポーツweb 2026年10月11日]