佐藤緋美 ※株式会社アンドエスティHDリリースより 2026年9月28日から、後期の連続テレビ小説『ブラッサム』(NHK総合)の放送が始まった。注目キャストが目白押しの中、梶矢基一郎役で出演予定の佐藤緋美を特筆しておきたい。
佐藤にとって本作は、連続テレビ小説初出演作となる。佐藤が「何かと縁を感じます」とコメントする、主演の石橋静河との初共演に注目が集まる。11月公開の石橋出演作にも佐藤は、シンガーソングライター名義「HIMI」として参加している。
そんな佐藤緋美を中心とした話題性とは? “イケメン研究家”加賀谷健が解説する。
◆文豪役で連続テレビ小説初出演
作家・宇野千代をモデルとする、石橋静河主演の連続テレビ小説『ブラッサム』は、話題豊富な作品だが、佐藤緋美が出演予定というトピックも放送前から盛り上がっていた。佐藤が演じるのは、「唯一無二の表現力を持つ若き天才作家」である梶矢基一郎役だ。
役名から推測するに、梶井基次郎をモデルにしているのだろう。梶井基次郎は、大正から昭和初期の文豪であり、横光利一や川端康成がいた「新感覚派」の流れを汲む「新興芸術派」の代表的人物である。
1930年に結成された「新興芸術派倶楽部」には、川端や梶井の他、尾崎士郎、井伏鱒二、小林秀雄らが属していた。
前後して1925年、名短編『檸檬』を発表。1927年には療養先の伊豆湯ケ島で、川端によって宇野千代との知己を得ている。梶井と宇野の交流は、宇野の自伝『宇野千代 ちょっと自伝』でも紹介されている。連続テレビ小説初出演となる佐藤が、どんな文豪像をまとわせて初登場するのか、楽しみだ。
◆石橋静河出演最新作で映画音楽を本格担当
ところで、石橋静河は、石橋凌と原田美枝子の次女としても知られている。その原田と佐藤にとって、短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS Season8」内で松田美由紀が監督した『からのうつわ』(2025年)は、W主演での共演作だった。
『ブラッサム』で佐藤緋美と石橋静河が初共演を果たすことにも自ずと注目は集まる。さらに、2026年11月公開予定の映画『このごにおよんで愛など』は、石橋の最新出演(予定)作だが、スタッフのクレジットを見ると、音楽に「HIMI」とある。HIMIは、佐藤緋美のシンガーソングライター名義だ。
是枝裕和監督と西川美和監督が立ち上げた映像制作集団「分福」所属の広瀬奈々子監督作にして、世界的な展開力ある映画作りに精を出す「K2 Pictures」製作・配給作品で、HIMIが本格的に映画音楽を担当することも注目に値する。
◆佐藤緋美を中心とした話題性
そしてこれまた興味深いことに、『ブラッサム』新キャスト解禁(2026年8月27日)で佐藤は、「(石橋の)お姉さんとはフェスで会ったこともあります」とコメントを寄せている。
「お姉さん」とは、シンガーソングライターである優河のこと。佐藤にも4歳上の姉・佐藤菫がいる。
モデル名義「SUMIRE」とは2026年に、GLOBAL WORKの新ビジュアルとして起用されている。この佐藤姉弟の起用にはちょっとした歴史がある。同ブランド2005年と2006年ビジュアルには、何と姉弟の両親である浅野忠信とCharaが起用されていたからだ。
2025年7月には、浅野がInstagram上に佐藤緋美とのツーショットを投稿して話題になった。佐藤がボーカル兼ギターで所属するトリオバンド「HIMIZ」が出演するフェスでの一枚で、父子のバディ感が強めだった。
今回の連続テレビ小説初出演の話題から、佐藤緋美を中心とした話題性が随分と闊達に拡がるものだ。
<文/加賀谷健>
【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役
“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
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