2026年F1第13戦イタリアGPで母国GP初優勝を飾ったアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) 現地時間10月23〜25日に開催される2026年F1第18戦アメリカGPにおいて、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が自身初のドライバーズタイトル獲得を決める可能性がある。ここではアントネッリがタイトルを獲得した場合、更新されるF1の記録をお届けする。
まず、アントネッリはF1最年少チャンピオンに輝く見込みだ。本稿掲載時点でのF1最年王者獲得記録はセバスチャン・ベッテル(レッドブル・レーシング)が2010年シーズンに記録した『23歳134日』だ。
もし、アメリカGP決勝終了時点でアントネッリがタイトル獲得を決めた場合、F1最年少チャンピオンの記録は『20歳61日』に大幅に短縮されることになる。なお、たとえ今季のタイトル獲得が叶わなかった場合でも記録更新の猶予はおよそ3年、十分に残されている状況だ。
参考までに、今季の決勝レース終了時で戴冠を決めた場合の『最年少F1ドライバーズタイトル獲得日数』の早見表は下記のとおりだ。
■アントネッリの最年少F1ドライバーズタイトル更新日早見表(決勝日/現地時間)
・10月25日開催の第18戦アメリカGP:20歳61日
・11月1日開催の第19戦メキシコGP:20歳68日
・11月8日開催の第20戦ブラジルGP:20歳75日
・11月21日開催の第21戦ラスベガスGP:20歳88日
・11月29日開催の第22戦カタールGP:20歳96日
・12月6日開催の第23戦アブダビGP:20歳103日
また、F1参戦2年目でのドライバーズタイトル獲得は、1997年のジャック・ビルヌーブ(ウイリアムズ)、2008年のルイス・ハミルトン(マクラーレン)と並び、近代F1では『最短王座獲得年数タイ記録』となる。
なお、F1デビューイヤーにチャンピオンに輝いたドライバーは、F1開催初年度となる1950年のジュゼッペ・ファリーナ(アルファロメオ)のみ。ただ、ファリーナはF1の前身であるヨーロッパ選手権に1935年から参戦しており、1950年のF1初年度の時点ですでにベテラングランプリレーサーと呼べるキャリアがあった。
そのため、言葉どおりのデビュー・イヤー・チャンピオンとは少々意味合いが異なる。こういった背景もあり、アントネッリの参戦2年目でのタイトル獲得は、『近代F1における最短王座獲得年数タイ記録』となる見込みだ。
最年少ポールポジション、最年少ポール・トゥ・ウィン、最年少ファステストラップ、最年少ラップリーダーなど、F1でさまざまな記録を更新しつつあるアントネッリ。果たして2026年のF1タイトル獲得を決めて、ビルヌーブとハミルトンに並ぶことになるのだろうか。
■最短年数でのドライバーズタイトル獲得
・1年目:ジュゼッペ・ファリーナ(アルファロメオ/F1初年度の1950年)
・2年目:ジャック・ビルヌーブ(ウイリアムズ/1997年)
・2年目:ルイス・ハミルトン(マクラーレン/2008年)
■アントネッリが保有する主なF1記録
・最年少ファステストラップ:18歳224日(2025年第3戦日本GP決勝)
・最年少ラップリーダー:18歳224日(2025年第3戦日本GP決勝)
・最年少ポールポジション:19歳201日(2026年第2戦中国GP予選)
・最年少ポール・トゥ・ウィン:19歳202日(2026年第2戦中国GP決勝)
・最年少選手権リーダー:19歳216日(10代では史上初/2026年日本GP終了時)
[オートスポーツweb 2026年10月15日]