子どもを1人育てるのに必要な収入は? 初産は何歳まで? -厚労省の若者調査

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2013年09月13日 12:21  マイナビニュース

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厚生労働省は10日、15〜39歳を対象に実施した「若者の意識に関する調査」の結果を公表した。同調査は3月26日〜27日にインターネット調査で行われ、3,133件(男性1,594、女性1,539)の回答を得た。今回は調査結果の中から、"子ども"についての項目について紹介する。


子どもの人数を聞いたところ、「0人」が70.8%、「1人」が13.9%、「2人」が11.9%、「3人」が3.0%、「4人」が0.3%、「5人」が0.1%となった。


○子どもを1人を育てるのに必要だと思う収入は?


「子どもを持つことについての考え方」について自分の考えに近いものを聞いたところ(3つ選択)、「子どもがいると生活が楽しく豊かになる」(50.8%)「子どもを持つことは自然なことである」(41.8%)「好きな人の子どもを持ちたいから、子どもを持つ」(27.2%)「経済的な負担が増える」(23.1%)「自分の子孫を残すことができる」(22.9%)「子どもは夫婦関係を安定させる」(17.3%)が多く選ばれた。


「現在あなたに子どものいない理由は何ですか」という問いには(複数選択)、「欲しいけれども妊娠しないから」(36.2%)「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」(20.1%)「自分や夫婦の時間を大切にしたいから」(17.0%)という答えが上位に並んだ。


「あなたは今後子どもを増やすつもりですか」と聞くと、「今よりも子どもは増やさない、または、増やせない」(57.1%)、「希望する子ども数になるまで子どもを増やしたい」(28.4%)、「今よりも子どもは増やすが、希望する子ども数になるまでは増やさない、または、増やせない」(11.5%)という割合だった。


「子どもを(希望する子ども数になるまでは)増やさない、または、増やせない 理由は何ですか」という問いには(複数回答)、「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」(66.7%)「働きながら子育てができる職場環境がないから」(20.5%)「家が狭いから」(17.4%)「自分または配偶者が育児の負担に耐えられないから」(15.9%)「雇用が安定しないから」(15.2%)という理由が多く選ばれた。


「子ども1人を育てるのにどの程度の世帯収入(手取り月収)が必要と考えていますか」と聞くと、「30万円〜40万円未満」(33.4%)「20万円〜30万円未満」(23.9%)「わからない」(15.0%)「40万円〜50万円未満」(13.3%)「50万円〜70万円未満」(5.8%)と並んだ。


○女性が何歳までに最初の出産を迎えるべきと考えている?


「子育てで最も大変な時期はいつ頃だと考えていますか?」には、「幼児(およそ1歳〜小学校就学まで)」(32.8%)「乳児(およそ出生〜1歳未満)」(28.1%)「中学・高校生」(26.5%)という声が多かった。


また「子どもがのびのび育つために必要なことはどのようなことだと思いますか」という質問(複数回答)には、「安定した家庭環境」(89.5%)「安定した経済基盤」(71.6%)、「公園や学校など、自宅の周辺環境」(45.4%)「子どもを安心して遊ばせることができる近隣の人間関係」(40.4%)「子どもを一緒に育ててくれる親族が近くに居ること」(32.0%)が多く選ばれた。


「自分の人生設計上、子どもをもうけるとすれば、遅くとも女性が何歳になるまでに最初の出産を迎えるべきと考えていますか」には、「25〜30歳未満」(39.8%)「30〜35歳未満」(29.5%)「20〜25歳未満」(9.3%)と答えた人が多かった。


「妊娠と年齢の関係について知っているか」聞いたところ、「知っている」(68.9%)「聞いたことがあるが、よく知らない」(24.3%)「知らない」(6.9%)だった。ここで聞いた妊娠と年齢の関係とは、男女ともに年齢が高くなるほど妊娠する確率が下がることや、妊婦の年齢が高くなるほど自然流産率が高くなること、妊娠中の異常(産科合併症)の発症頻度が高くなること、子どもの染色体異常のリスクが高くなることなど。



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