中居正広がリーダーとして持論を語る。「“感情論”ではなく“環境論”で動け」

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2013年09月24日 18:40  Techinsight Japan

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映画『劇場版 ATARU』の撮影現場で、中居正広が状況を考えてラーメンを差し入れたり飲み会を開いたりした配慮を、共演者たちが高く評価している。彼はSMAPに限らず、あらゆる場面でリーダーとしての資質を発揮しているのだ。同映画の舞台挨拶で福岡を訪れた中居は、インタビューでそんなリーダーとしての考えを語った。

『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐ 4大都市舞台挨拶ツアー』で9月15日にT・ジョイ博多を訪れた中居正広は、その後地元のワイド番組『今日感テレビ』(RKB毎日放送)のインタビューに応じている。9月23日に同番組でその一部が放送され、中居は「リーダー」や「スター」について持論を展開した。

ジャニーズのアイドルグループ・嵐のリーダーは大野智、TOKIOのリーダーは城島茂とされるが、彼らが表立ってリーダー力を発揮する場面を見せることはあまりない。中居正広もまた「リーダーと言われるけど、何もやっていない」と言い切るのだ。それでも彼がSMAPのリーダーとして認められているのはなぜか。

彼はSMAPに限らず、今回の映画で座長を務めた際も“リーダーとして気をつける”こととして「“感情論”ではなく“環境論”で論じる」と語っている。感情的になって話しても説得力が無くなってしまうので、その場の環境を見て論じることが大切だというのである。

ずいぶん前のことだが、SMAPの番組で楽屋らしき部屋にいた中学生くらいの香取慎吾を、中居が「お前、仕事をなめてるだろう!」と怒鳴りつける場面を見たことがある。ところが今回のインタビューで、彼は「以前はメンバーの悪いところを直そうと考えた時期もあるが、今ではそれは個性であり長所だと思えるようになった」と話しているのだ。

中居正広は長い経験の中で、メンバーに対して自分の感情をぶつけるよりも全体を見て何がベストなのかを判断できるようになったのではないか。それを彼なりに“感情論”よりも“環境論”だと分析しているようだ。

彼はSMAPのリーダーとして何もしていないと言うのも、「僕の背中を見てついて来いというタイプではない」という意味なのだ。彼なりに「一番後ろにいて、みんなが歩いていくのを見るタイプ」だと考えており、立ち位置もセンターの一番前よりはみんなが見渡せる端っこが良いと語っている。

そういうスタンスで活動しているからだろう。彼は自分を「スターだと思っていない」と明かしており、スターになるには「言葉は悪いが“私利私欲”でやっている方がカリスマ的になれる」と持論を示す。「その方が自分のパフォーマンスで喜んでもらうために、やりたいことを全うできる」からだ。

自分自身がスターとは思わない中居正広だが、一方で「SMAPは凄い!」とグループとしてのSMAPにはスター性を感じている。「メンバーもみんな凄いけれど“SMAP”という響きだよね…」という彼は、自分もその一員ながら「あー、すげーっ! SMAPだ!」と思ってしまうほどである。

中居正広にインタビューしたアナウンサーは、スタジオでそのVTRを紹介しながら、中居が終始スタッフにも目を配っていることに驚いたと明かしている。「ディレクターがカンペを書こうとマジックを走らせると、中居さんはその前に何を期待しているのか先読みするので、カンペが要らなかった」というのだ。そうした努力の積み重ねが、中居正広をリーダーとして成長させたのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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