男性が「倍返し」したい相手は

やられたらやり返……せればいいけど、現実世界では上司の嫌みに耐えるだけの毎日。ドラマのようなスカッとする展開は、なかなか難しいよなあ……。今回は、マイナビニュース会員の男性324名に、半沢直樹のように「倍返し」したい相手がいるか、尋ねてみた。

Q.「倍返し」、できるならしたい相手は誰?
1位上司 24.4%
2位昔の恋人 7.4%
3位仕事の取引先 5.2%
4位先輩 4.3%
5位父親 3.1%

■上司
・「いつも理不尽なことで怒られるので100倍返ししたい」(27歳/自動車関連/事務系専門職)
・「自分の成績を上げるために、私の手柄を横取りしたから」(50歳以上/その他/その他)
・「真面目に仕事しているのに、大声で怒鳴りつけられた」(36歳/自動車関連/営業職)
・「まだ自分が若かった頃の、当時の上司がとても嫌な奴で、いまだに恨んでいるので」(40歳/自動車関連/技術職)
・「ミスを自分のせいにされたとき」(28歳/建設・土木/技術職)
・「昔の上司……人を見下した態度がひどく、今なら論理的に糾弾する自信がある」(33歳/その他/その他)

■昔の恋人
・「ふられたので、彼女の倍は幸せになって見返します」(24歳/情報・IT/技術職)
・「後悔させてやるぞ、という意味」(33歳/マスコミ・広告/技術職)
・「浮気されて終わったから」(30歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「高いプレゼントをさせられた」(34歳/情報・IT/技術職)
・「付き合っていた頃、ありえないくらいお金を使わされたので、倍返ししたいです」(29歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

■仕事の取引先
・「取引先の理不尽な要望」(24歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「受注していた仕事の代金を踏み倒して逃げられた」(33歳/建設・土木/技術職)
・「失敗を押し付けた」(24歳/機械・精密機器/技術職)
・「うるさいお客さんを黙らせたい」(30歳/商社・卸/営業職)

■先輩
・「いつも嫌な仕事を押し付けてきて、手柄だけ横取りするので許せない」(24歳/生保・損保/事務系専門職)
・「間違いを指摘して逆ギレされたので」(29歳/金融・証券/販売職・サービス系)
・「今思えば、理不尽なことが多かった」(34歳/情報・IT/技術職)
・「胸ぐらをつかまれた」(26歳/医療・福祉/事務系専門職)

■父親
・「子供の頃、いろいろ体罰を受けたので」(50歳以上/電機/技術職)
・「今は亡き父から生前、帰省するたびに、私の収入が少ないといってバカにされていたので」(50歳以上/学校・教育関連/技術職)
・「両親に恩返しという意味で、何かできればと思う」(28歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「仕事を始めてようやく親の大きさがわかった」(28歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「感謝してるから」(50歳以上/その他/その他)

■総評
倍返ししたい相手ランキングの1位は「上司」で、4分の1の人がこれを選択した。暴言を吐かれた、殴られた、など悪質なパワハラを受けている人もいるようで、「仕返しはきっちりします」「罵倒を倍返ししたい」「今すぐしたい」という恨みの声も。中には、かつての上司に対して「今なら論理的に糾弾する自信がある」という男性もいた。

2位は「昔の恋人」で、浮気されたりふられたりした男性が「見返したい」と考えているよう。高価なプレゼントなどを貢がされた男性たちからは、倍返しで返してほしいという意見もあった。3位は「仕事の取引先」で、これも「上司」と同じく、理不尽な要求やうるさい注文にへき易している様子だった。いつも頭を下げてばかりの相手にぎゃふんと言わせたい、という気持ちはよく分かる。

4位は「先輩」に倍返ししたいという意見。「バラバラのギッチョンギッチョンにしてやりたい」という穏やかではない意見も寄せられ、怨念じみたものを感じる。後輩というだけでこき使ったり、使い走りにすると、後で痛い目を見るかも……。5位は「父親」。こちらは恨んでいるという意見よりも「恩返ししたい」という感謝の声の方が多かった。女性は母親に、男性は父親にこういった感情を強く抱くものらしい。