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今、英語教育に力を入れる家庭が増えていますよね。
しかし、漠然と英語を勉強しても頭に残りません! 楽しむことがとても重要です。そのために、日本語と英語、それぞれの面白さを知っておきませんか?
例えば、アルバイトは和製英語。英語では、part-time jobになります。このように比べてみると、それぞれの違いがわかったり、いいところに気付けたりして、ちょっと面白いですよね。
そこで、高校からずっとアメリカに住んでいる筆者が、日本語と英語の”お互いに無い魅力”をご紹介したいと思います!
■英語には無い日本語の魅力的なところ
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(1)相手を敬う言葉が多い!
まずは、日本語の魅力から。
みなさんご存知とは思いますが、「よろしくお願いします」、「行ってきます」、「お帰りなさい」、「いただきます」、「ごちそうさまでした」、「お世話になります」、「お邪魔します」、「お疲れ様でした」、「ごくろうさまでした」などは、英語にありません。
つまり、日本語には尊敬、感謝など他人を敬う言葉の表現が多いのです! そのため、英語学習していると、「こういったところが日本語は素敵だ」と感じるはず。
これらの言葉を伝えたいとき、アメリカではどうしていると思いますか?
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実は、こういった言葉の代わりに、体で表現することが多いです。「いただきます」は言葉の代わりに、一部の宗教では、食事の前に感謝の意味を込めた祈りを捧げます。
「お疲れ様でした」は、言葉の代わりに肩をポンポンと叩きます。他にも、「good job」と言いながら親指を立てる、ハグや握手をする、といった表現も……。何らかのスキンシップをとる傾向があるんです。
確かに、英語圏ではボディランゲージをたくさん使うイメージ、ありますよね。
(2)擬音語・擬態語・擬声語も多い!
次は、オノマトペです。オノマトペとは、擬音語・擬態語・擬声語のこと。日本語は、これの種類が圧倒的に多いのです。
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オノマトペは物の音の響きだけでなく、その状態などを”感覚的”に表現したもの。これを使うことにより、臨場感が明確に表現できます。
例えば、雨が降ると、日本語ではポツポツ、ザーザー、しとしと、ポタポタ、たらたら、ポツリポツリ、ぴちょん、ピトンピトン、ぱらぱらなどたくさんのオノマトペがありますよね。
しかし、英語にはこのような表現は使われません。近い言葉があっても、明確に音は表現されないのです!
日本語にしかないので、たくさんのオノマトペを使って子どもと会話してみてください。たくさん使って話しかけてあげると、表現力がますます豊かになって、子どもの世界がさらに広がりますよ!
■日本語には無い英語の魅力的なところ
最後は、英語の魅力。英語には、日本語の訳では伝わりきれない素敵な言葉がたくさんあるのです!
例えば、アメリカでは子どもをほめるときによく「I’m proud of you」と言います。日本語にそのまま訳すと、「あなたを誇りに思う」となりますよね。
けれども、日本ではあまり”誇り”という言葉を口にしません。そのため、訳は「すごいじゃない!」「偉いね!」となることが多いです。
他にも、「That’s my girl!」「That’s my boy!」といったほめ言葉もあります。
直訳すると、「さすが私の子!」ですよね。アメリカでは、みんなの前でこの褒め言葉を使っています。しかし、なかなか日本では「さすが私の子!」なんて大声で言いにくいですよね。
よって、”一般的ではない”という理由で、「よくやった!」などと訳されます。日本語訳だと、一気に淡白になってしまいますよね……。
このように、日本語では”せっかくの良さがうまく表現しきれない英語”が意外とたくさんあるのです! こういった言葉を知ると、どんどん英語が好きになりませんか?
以上、英語と日本語、それぞれの魅力をお伝えしました。いかがでしたか?
ちなみに「I’m proud of you」は、子どもだけでなく、友達にも使います。英語圏ではよく耳にする言葉です。
「誇りに思う」をしっかり言ってあげられるのは、親が子どものことを1人の人間として認めている感じで、とても素晴らしいと思いませんか?
言語にはそれぞれ違った魅力があります。違いにワクワクしながら、修得していきましょう!
【参考】
※ オノマトペから感じる印象を表現する属性とその客観的数値化 − インタラクティブ知能研究室@京都工芸繊維大学
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