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最近、「●●ちゃんはやっているのにうちはやっていない」と不安になり、友達と同じ習い事をさせる親が増えているそうです。
もし、子ども本人が「友達と一緒がいい!」と言ったのではなく、ただ単に”親の都合”で始めるのだとしたら考え直してみせんか?
今回は、チャイルドコーチングアドバイザーの矢田美麗さんに教えていただいた”友達と一緒の習い事をさせない方がいい理由”をご紹介します。
■友達と同じ習い事がよくない意外な理由4つ
(1)ものさしの長さが見えてしまう
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進度がある習い事だと、「後から入ってきた友達に抜かれてしまった」ということが起こる可能性があります。
矢田さんは、実際に「友達から、”まだそこやってるの?”と言われた」という話を聞いたことがあるそう。言われてしまった方は、とても辛いですよね。
楽しい習い事のはずが、競争の世界に入ってしまって嫌な思いをするのは結局、子どもです。
(2)遅いと焦りを感じてしまう
また、”相手のものさしで我が子の成長進度を測っているママ”は、こんなことになるかもしれません。
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子どもが「友達(●●ちゃん)よりも先に進んだ〜」と報告してきたときに「良かったね」と言う → 子どもが友達に「ママが”●●ちゃんよりも先に進んで良かったね”って言ってたよ」と話す → 友達の●●ちゃんが自分のママに伝える
こうなってしまったら、●●ちゃんのママは決していい気がしないですよね。矢田さんによると、「”我が子の進度が遅い”ということに気づき、焦りを感じ、世間から取り残された感覚に陥ってしまうこともある」のだとか。
今までちゃんと、自分のペースで少しずつできることが増えていた我が子を見守ることができていたママでも、こうなってしまうことがあるそうです。
他の子どもと比べて遅いことに対して焦りを感じ始めると、悪循環につながります。例えば、本来言わなくてよかったはずの「できるようになりなさい!」「できないならやめなさい」などと子どもに言ってしまうということも……。
それでは、子どもから「●●ちゃんより先に進んでるんだ〜」と報告を受けたら、どうすればいいのか? 「そうなんだ。でも●●ちゃんも頑張っているよね!」と、●●ちゃんを労う言葉がけをしてあげるといいでしょう。
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(3)辞めたくても辞められなくなる
友達と同じ習い事をしていると、”差”をハッキリ見せられることもありますよね。そんなとき、子どもはどう感じるでしょうか。嫌な気持ちになって、習い事に行きたくなくなりますよね。
これが仲良しグループの子どもだったら、非常に厄介です。「続けるのは辛い」と思っているのに、グループなので辞めるに辞められなくなる、という最悪な状況になりかねません。
(4)習い事の目的が変わってしまう
さらに、親の教育方針にも悪影響を及ぼしてしまいます。
本来、家でのルールから学べる事は多くあるはずなのに、「友達と同じ習い事をさせておけば大丈夫」といった変な安心感から、「習い事で習ってくればいいや」などと、目的そのものを習い事のせいにしてしまうようになります。
すると、逆に「習い事で習って来なかったの?」などといった発想が出て来てしまいかねません。矢田さん曰く、「実は習い事なんてしなくても、自然なものから学べるものはたくさんあるのです」とのこと。
習い事の先生たちにお任せしっぱなしにするのではなく、我が家でしっかりとした生活ルールを作りましょう。すると、習い事で学ばなくても、いつでも安心して子どもを世へ送り出すことができます。
習い事の目的が変わってしまう前に、我が家のルールを見直してみるのも良いのではないでしょうか。
■偶然友達と同じ習い事になってしまった場合
それでも、習い事に行ってみたら幼稚園の友達と一緒だった、なんてこともありますよね。
もしそうなってしまったら、「習い事は必ずしも”競争するものではない”ということを、親御さんがしっかりと把握しておくことが大切になってきます」と矢田さんは言います。
よきライバルがいて成長できる子どももいると思います。しかし、ライバルがいることで気持ちが後ろ向きになってしまう子どももいます。我が子のタイプを、しっかり見極めてあげることが大切です。
さらに、「もし、自分の子どもが誰かと比較して、辛く感じてしまっているようだったら、我が子にしかできないことを探してあげて褒めてあげることが一番だと思います」とのこと。
例えば、友達が先に25m泳げるようになったけれど、我が子は”まだ10mしか泳げない”といった場合。
「●●ちゃんは先に長く泳げたけど、あなたはクロールの手の動きがとっても上手よ」「息継ぎが上手にできるようになったね!」など、今目の前でできていることを褒めてあげましょう!
最後に、矢田さんから「今目の前でできていることは、今このときだからこそできていることです。
次回は、もっとできるようになっているのですから、”今このときだからこそできていること”はものすごく価値のある素晴らしいことなのです」とアドバイスいただきました。
お友達と比較したりされたりすることはたくさんあると思いますが、我が子の”成長のものさし”をしっかりと持ち、子どもを応援してあげられるといいですよね。
【取材協力】
※ 矢田美麗・・・チャイルドコーチングアドバイザー/日本実務能力開発協会 認定コーチ
「会話力アップで素敵ママになる」をテーマに、”コミュニケーションスキル”を学ぶコーチングセミナーを千葉県各地で実施中。
本業はピアノ講師。コーチングを活かしたピアノレッスンで、相手の持つ自尊心、自律心、自己肯定感を育むお手伝いができれば嬉しく思います!
詳細は、ホームページ『千葉県市川市【Mirai-Coaching-Net】会話力アップで素敵ママに☆子育てケアサポートとコーチングピアノレッスン♪』からどうぞ!
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