ブンデスリーガ第2節が30日に行われ、DF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトと、FW大迫勇也、MF長澤和輝の所属するケルンが対戦した。酒井と大迫が先発出場したが、長澤は負傷欠場となった。
2014−15シーズンのブンデスリーガ開幕戦は、シュトゥットガルトがボルシアMGに1−1、ケルンがハンブルガーSVに0−0と、共に引き分けており、シーズン初勝利を決めたい両チームの対戦となった。
試合は15分、酒井のフィードをカットしたケルンが、前線の大迫へパスすると、ペナルティエリア手前の右よりから思い切ってシュート。ゴール左に逸れるも大迫が得点への意欲をうかがわせた。すると22分、右サイドからのクロスをニアにいた選手がヘッドで後ろに逸らすと、そのボールにシュトゥットガルトDFが触わり、あわやオウンゴール。GKがはじき出すが、ファーにいた大迫がつめて先制のゴールを挙げた。
さらにケルンは33分に、最終ラインからのロングパスをFWアンソニー・ウジャが競ると、ボールはペナルティエリア手前のゴール正面に落ちる。そのボールにいち早く反応したウジャがゴール左にシュートを決めて追加点となった。2−0でケルンがリードしたまま前半を折り返した。
後半に入ると、シュトゥットガルトは63分に、MFダニエル・ディダヴィがGKの頭を越すようなミドルを狙うも、GKがクロスバー上にかき出しゴールとはならなかった。67分に酒井もミドルを狙うが、ゴール右上に大きく外した。一方ケルンは、76分にウジャとのワンツーで抜け出したMFダニエル・ハルファーがGKとの1対1でループシュートを放つ。しかしそれもゴール左にそれて追加点とはならなかった。
77分に酒井はDFコンスタンティン・ラウシュと交代。大迫も85分に途中交代となった。試合はその後も動かず2−0でケルンが勝利。ブンデスリーガでの初ゴールを挙げた大迫が勝利に貢献した。
今シーズン初勝利を決めたケルンは次節、パーダーボルンと対戦。1分1敗となったシュトゥットガルトは王者バイエルンと対戦する。
【スコア】
シュトゥットガルト 0−2 ケルン
【得点者】
0−1 22分 大迫勇也(ケルン)
0−2 33分 アンソニー・ウジャ(ケルン)