嵐、新アルバムのメイキング映像に見る絆の強さ 舞台裏のメンバーの素顔とは

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2014年11月01日 07:20  リアルサウンド

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 嵐の新アルバム『THE DIGITALIAN』が10月22日に発売され、初週売り上げが約66万枚を突破し、話題を呼んでいる。初回限定版にはリード曲である「ZERO G」のMVと、そのメイキング映像も収録、ファンにとって嬉しい特典となった。本稿では、メイキング映像の魅力について解説したい。


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 「ZERO G」は、リーダーの大野智がMVという形では初めて振り付けを担当しており、メイキング映像ではその狙いや見どころが、メンバーたちの口から直接語られている。今回のダンスはサビで揃って腰を振るシーンが特に印象的で、大野によると「5人でかわいい、キャッチーな感じにしたかった」とのこと。振り付けはメンバーにも好評で、相葉雅紀は「リーダーの振り付けの中では一番セクシー。30代の腰の振り方になってきたよね。味が出てきたっていうかね」と、同シーンの魅力を語っている。実際、全員で腰を振るダンスはインパクトがありつつも、しかしアイドルらしさを保っていて、コミカルな楽しさがある。


 また、今回のアルバムに向かう5人の姿勢が垣間見れるのも、この映像の興味深いところ。櫻井翔は「15周年で我々はなにかを形にするということを選ばなかったから。15周年でどうこうというより、もっと先を見ましょうというスタンスを示している」と語り、相葉もまた「いい意味でのやり過ぎている感がある。今までの嵐にはあんまりなかったですね」と、同作が嵐にとって15年目の“記念作”ではなく、気合いみなぎる“挑戦作”であることを明かしている。“デジタルと嵐の融合”というテーマしかり、大野のMV振り付けしかり、見どころ、聴きどころの多い作品となったのは、メンバーの前向きな姿勢の表れといえよう。


 メンバー同士の仲の良さやコンビネーションの良さが感じられるのも、この動画のポイントのひとつ。櫻井と相葉が大野を“先生”と呼び、ダンス指導をしてもらうシーンや、いたずら好きの二宮和也がカメラを持ち、大野を執拗に撮り続けるシーンは、ファンにとって心躍るものがあるだろう。二宮が大野をこぶしで突いてちょっかいを出すシーンには、まるで少年のような無邪気ささえ感じる。舞台裏だからこその、気のおけない仲間同士のコミュニケーションに、グループの結束の強さを垣間見るファンも多いのではないだろうか。


 メイキング映像の最後では、今回のダンス(歌はなし)をノーカット一発撮りで披露しているのもポイントだ。振り付けを間違えたら自己申告して、メンバー全員でもう一度初めから踊る、という厳しいルールを自分たちに課した嵐。一回目では松本潤が途中で振り付けを間違え、「あーっ!」と叫ぶが、二回目では二宮が「歌わないんだから声がけしていこう」と提案し、全員で声をかけあいながら挑戦。すると見事、2回目で全てを踊りきることに成功。決めるところで決める、このコンビネーションの良さが、15年という歳月を何より雄弁に語っている。


 バラエティやドラマではなかなか観ることができない、貴重なシーンがたくさん詰まった今回のメイキング映像。アルバムをより深く楽しめるだけではなく、嵐の“いま”を知るうえでも価値のある映像作品といえそうだ。(松下博夫)



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  • ・・・・・ふっ、絆ね・・・。ネタが他に無いの?
    • イイネ!1
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