こんなイタズラしてない?「買い物時にママを困らせる子」の正しいしつけ術

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2015年04月20日 12:11  &Mama

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子どもって親の目から見ると不可解で、時に許しがたい行動をとりますよね。特に外出先では他の人達もいるため、家のように放ったらかしにしておくわけにはいかず、ママの注意が必要です。


でも、親の価値観で頭ごなしに「ダメダメ」と叱ると才能の芽を摘んでしまうことにもなります。


そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、買い物中にママを困らせる子どものしつけ術についてお話ししたいと思います。



■スーパーで見かけるこんな親子の光景


レジで精算中のママ。0歳の妹を抱え、もう一人2歳くらいの男の子がいるママ。


お金を払っているわずかな隙にスルスルとママの足元とレジに並ぶお客の間をすり抜け、お米コーナーにへダッシュ。そして、自分の身体のサイズにぴったりの棚と米袋の間に出来た隙間に入っていました。


精算が終わったママは、その子に気づき、子どもを引きずり出し「なんでそんなとこに入るの!いい加減にしなさい!」と子どもをはたきました。


その様子を見ていた筆者は「この位置から自分の身体とぴったりの場所を見つけ出すなんて、この子、空間認識能力が高いなあ」「有名建築家になるかも」と妙に感心してしまいました。


また、こんな子どももいました。レジの店員がカゴに入った最後の2品のバーコードをピッピッと計算しているわずかな瞬間に、親の目を盗んでレジ横のお菓子をポイッポイッと投げ入れます。


店員さんの手の動きをじっと観察し、わずかな数秒を狙ってお菓子をカゴにほおり込む瞬時の判断力、スゴイなと思ってしまいました。


 


■「しつけ」は必要、でも言い方を工夫して


子どもをスーパーに連れて行くと色んなことをします。棚からはみ出ているほうれん草の葉っぱをちぎったり、鶏肉パックをブスブスと指で差したり。


肉売り場のパックも豚肉、牛肉、ひき肉よりも鶏肉の入ったパックが一番感触が面白く、特にもも肉より胸肉が差し心地がいいことを知っています。これは指の感覚が育っている証拠とも言えます。


もちろん、やっていいこと悪いことがあり、親としてただ感心して見ていてはいけません。やってはいけないことといいことをしつけなくてはならない立場です。


でも、「どうしてそんなことするの!ダメ!ダメ!」「いい加減にしなさい」では毎回同じことをするでしょう。相手が子どもであっても「なぜ、それをしてはならないのか」をちゃんと説明する必要があります。こんな風に言いましょう。


「これは売り物なの。お金を払っていないから○○ちゃんのものではないの。だから、触っちゃダメよ。他の人が食べられなくなっちゃうの。」


なんだかいちいち説明するのは面倒くさい感じがしますが、買い物に行く度にストレスを感じながら叱るよりも、一度、時間を取って話をした方が長い目で見ると時間的ロスは少なかったりします。


商品を指で差してパッケージを破いてしまってからだと後の祭り。買う予定のない肉も買うはめになります。


買い物に出かける前に家で「今からママと買い物に行くけど、ママが買ってないものは見るだけにしようね。触らないでね」と話をし、指切りげんまんしてから出かけましょう。


そして、家に帰ってからレジを通る前に触らなかったことを褒めてあげ、買ってきた鶏肉パックを指で触らせてあげましょう。指の感覚を育てる最高の教材です。



いかがでしたか?


ママも子どもに厳しくしつけながら、買い物の最後に無料だからと余分なビニールをドンドン入れたりしてませんか?子どもからは「買ってもいないものをどうしあんなに袋に詰めるんだろう?」と思われています。


そして子どもはちゃんと見ています。「この袋はママが○○スーパーでたくさん取ってきたやつなんだよ。」と事実をそのまま誰かに報告したら恥ずかしいですよね。


ついついママがやりがちな行為ですが、子どものお手本としてきちんと躾けるこの時期は親としてふさわしい行動をとりましょう。



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【参考】


※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)



【著者略歴】


※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』



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  • 大人でも居る、肉や魚のパックを指でムニムニ押して買っていかない人。子供が食品をいたずらしたら買って、嫌いな物でも責任もって食べさせた!次第に余計な事はしなくなったよ����ʴ򤷤����
    • イイネ!16
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