同点弾を決めたモラタ(9番) [写真]=Getty Imagesチャンピオンズリーグ決勝トーナメント準決勝セカンドレグが13日に行なわれ、レアル・マドリードとユヴェントスが対戦した。
5日に行われたファーストレグを1−2で落としたレアル・マドリードが、本拠地サンティアゴ・ベルナベウにユヴェントスを迎えた一戦。レアル・マドリードは、フランス代表FWカリム・ベンゼマが先発メンバーに復帰し、4−3−3のフォーメーションで決戦に臨む。一方、敵地に乗り込んだユヴェントスは同国代表MFポール・ポグバがスターティングメンバーに名を連ね、4−3−1−2の布陣で決勝進出を目指す。
試合開始6分、レアル・マドリードは右サイドのダニエル・カルバハルがクロスを送ると、中央のベンゼマがワントラップでDFをかわしてシュート。しかし、ここはゴール左上に外れてしまう。
続く11分、ペナルティエリア手前左でFKを獲得すると、クリスティアーノ・ロナウドが直接狙う。しかし、ここは壁に当たりわずかにクロスバーの上に外れた。
さらに攻勢に出るレアル・マドリード。20分、右サイドのガレス・ベイルが強烈なミドルシュートを放ったが、ユヴェントスの守護神ジャンルイジ・ブッフォンが横っ飛びでなんとか弾き出した。
試合が動いたのは23分。レアル・マドリードが左サイドから攻めこむと、ペナルティエリア内に進入したハメス・ロドリゲスがジョルジョ・キエッリーニに倒されてPKを獲得する。これをC・ロナウドがしっかりとゴール正面に決め、レアル・マドリードが先制に成功する。
続く40分、右サイドのベイルが逆サイドへロングパスを送ると、これを受けたC・ロナウドがシュートまで持ち込んだが、ボールはサイドネットに当ってしまう。このまま1−0でレアル・マドリードがリードして前半を折り返す。
後半立ち上がりにチャンスを作ったのはユヴェントス。51分、ペナルティエリア手前でクラウディオ・マルキージオがミドルシュートを放ったが、わずかに左に外れてしまう。
厳しい戦いが続いていたユヴェントスだが、ワンチャンスをものにする。58分、右サイドでFKを獲得すると、アンドレア・ピルロが蹴ったクロスボールはGKイケル・カシージャスがクリア。しかしこぼれ球をもう一度前線へ送ると、ペナルティエリア左のポグバが頭で落とし、アルバロ・モラタがボレーシュート。これがワンバウンドでゴールネットを揺らし、ユヴェントスが同点に追いついた。
2試合合計スコアで再びリードを許したレアル・マドリード。62分、左サイドからイスコ、J・ロドリゲス、マルセロと繋ぎ、最後はベイルが左足シュートを放ったが、ボールはポスト左に逸れてしまった。67分、レアル・マドリードはベンゼマを下げてハビエル・エルナンデスを投入する。
直後の68分、ユヴェントスにビッグチャンス。ペナルティエリア手前でボールを奪うと、アルトゥーロ・ビダルのラストパスに抜けだしたマルキージオがキーパーとの一対一から右足シュート。しかし、ここはカシージャスがスーパーセーブを見せて、窮地を救った。
79分、ユヴェントスはピルロを下げてアンドレア・バルザーリを投入。3−5−2のフォーメーションで逃げ切りを図る。
その後もレアル・マドリードが相手ゴールへ迫ったが、スコアは動くことなく1−1のドローに終わった。この結果、2試合合計スコアを3−2としたユヴェントスがレアル・マドリードを振り切り、バルセロナが待つ決勝へと駒を進めた。
決勝は6月6日にベルリンのオリンピアシュタディオンで開催される。
【スコア】
レアル・マドリード 1−1 (2試合合計:2−3)ユヴェントス
【得点者】
1−0 23分 クリスティアーノ・ロナウド(PK)(レアル・マドリード)
1−1 58分 アルバロ・モラタ(ユヴェントス)