最近のアニメでは、イケメンキャラが意外な個性としてどエロい一面を持つなど、アクセントとして使われる事の多い“スケベ”ですが・・・。「心もオヤジで身体もオヤジの重要人物を挙げよ」と言われれば、アニメファンの中で長く語り継がれる伝説的な存在、それが「八宝斎」なのです。
見た目はマスコット的な小さなお爺ちゃんであり、青年期の回想でも自分の希望する姿が優先され、随分なイケメンが登場したりと、『らんま1/2』には欠かせないギャグ要員にもなっております(笑)。今回は、そんな長く愛されるエロじじい「八宝斎」についてご紹介したいと思います。
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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■原動力はひたすらスケベ
八宝斎が絡む話は、大体が“エロい”方面に行きます、八宝斎は元来の女好き。若い頃は(多分)多くの女性をはべらせ、そして泣かせてきた事でしょう。きっと経験も豊富なのはないかと思わせる程、女性に関しての知識量、そしてマニアックな性癖も垣間見えます。むしろ彼の若い頃のスピンオフ作品を出して欲しいですね。しかし、女好きの八宝斎にも好みというものがあるようで、顔が十人並みだったりマシュマロ系の女性には全く反応せず、むしろスルーします。
■実は最強!?
八宝斎は自分で作った爆弾やその他様々な小道具を使って戦う姿が見られますが、その合間に使う体術はかなりのものです。その技たるや、作中登場人物で彼と平等に渡り合えるキャラは存在しないといっても過言では無いでしょう。本人にしてみれば、そんな体術はあくまでも相手の攻撃を避ける手段に過ぎないので大した事では無いようですが。
作中ではあまり彼の強さについての描写は描かれていませんが、若い頃から随分と無茶を重ね、そして並外れた強さを持つと言われる「八宝斎」。仮に強さで順位付けするとしたら作中で一位では?という話も挙がる程です。
■スケベでも憎めないのが不思議
実は八宝斎の年は通常の老人よりも随分と上なのです。幾度となく寿命という避けられない壁に阻まれそうになったものの、その度に周囲の乱馬や早雲を始めとする天道家の面々に助けられ、何度も延命に成功しています。普段はおちゃらけてエロい仕掛けばかりをけしかけ(主に女性陣に)、成敗される描写が少なくないものの、周囲からの信頼も(少しは)得ているようで、皆からもそれなりに大切にされています。
一見、スケベなエロオヤジな彼が実は皆から愛されているのは、適当な中にも相手に対しての思いやりや優しさが含まれているからなのでしょう。
おちゃらけていつも周りの邪魔ばかりしている「八宝斎」。しかし、本当は心優しく“強さ”の意味を履き違えないイケメンお爺ちゃんなのです。そして男性を喜ばせるエロ要素を引き出してくれる重要人物でもあります。元気が無くなったり人生に迷ったら、彼のエロに対する熱い情熱、そして適当さを見て程よく脱力するのも、きっと良い気分転換になるのではないでしょうか。
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★記者:める(キャラペディア公式ライター)