プロ野球ニュース解説陣が選ぶヤクルトのCS・MVPは!?

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2021年11月13日 07:24  ベースボールキング

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ベースボールキング

日本シリーズ進出を決め、場内一周するヤクルトナイン
◆ CSのMVPは奥川だったが…

  「2021 JERA クライマックスシリーズ セ」のファイナルステージ第3戦が12日に行われ、引き分けで今シリーズの対戦成績を3勝0敗1分け(優勝アドバンテージ1勝含む)としたヤクルトが、6年ぶり8度目となる日本シリーズ進出を決めた。

 試合後に発表されたMVPには、ファイナルステージの初戦に登板し、勢いに乗る巨人相手に完封勝利を収めた高卒2年目右腕の奥川恭伸が選出されたが、12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた大矢明彦さんは、3試合で2失点のみという投手陣をリードした中村悠平を推した。

 大矢さんは「ジャイアンツが2戦非常にいい戦いをしてきたので、初戦が非常に大事な一戦だった。そこから12日の試合まで3試合で2失点。今までのヤクルトだったら考えられないくらいの大健闘だったと思う」と述べ、不安を抱えていた投手陣の活躍をファイナルステージ突破の要因に挙げた。

 さらに、「中村のリードが非常に光った。奥川の完封で始まったシリーズだったが、とにかくストライクを先行させることでピッチャーが安心して投げられた」と主張。初戦の7回無死一塁の場面でウィーラー相手に内角にボール球を投げてから外角の変化球で併殺に仕留めた場面を取り上げ、「1球捨てて、打たせる。そういったことを自分の頭の中で組み立てながらボールをうまく捨てる、打たせる、見逃させるといったことができていた」と評価した。

 その結果、「相手のバッターに何がくるのか考えさせ、打席に入ると球種が変わる。この3試合を見ていると、巨人の選手たちが真っ直ぐに振り遅れたり、見逃したりしていることが多かった」とコメント。「それは中村のリードの怖さが染みついていたんじゃないかと思う」と続け、正捕手・中村をファイナルステージのMVPに挙げた。

 一方、同日の放送で番組MCを務めた野村弘樹さんは「塩見ですね。初戦の初回の走塁。自分で(野手の)体勢を見ながらの判断。これで先制できたことで、次のサンタナも楽になって本塁打にもつながった」と主張。第1戦の1回裏に深めのショートフライで生還し、一気に流れを引き寄せたリードオフマンの名前を挙げ、「この初回に3点とれたことで勢いに乗ったと思うので、塩見にMVPをあげたい」と賛辞を送った。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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  • 広島ファンだけど、新人賞を奥川に獲らせる為の布石なのだとしたら許せない。 だったら牧の方が納得できる。
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