いつも仕事を頑張って忙しそうなママ。私も家事を分担して2人で協力しています。でもそんな幸せな生活は、ママの再婚話が出てから一気に変わってしまうのです。
私はママが紹介してきた男の人をどうしても好きになれませんでした。なんだか嫌な感じがするし、私のことをじっと見る目線が怖いのです。必死で抵抗していましたがママはどうしても再婚したがっていて、ついに言い合いになってしまいました。
ママ「じゃあ、別れたパパのところに行きなさい!」
私「……!」
ママは娘の私よりも、あの気味の悪い男の人を選んだんだ……目の前が真っ暗になりました。私は次の日の放課後、ママの元には帰らずパパの家へ向かっていました。いきなり訪ねてきた私のことを優しく出迎えてくれたおばあちゃん。温かい胸に抱きしめられて、私はただ泣くことしかできませんでした。
後編へ続く。
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