私が訪ねてきたことに気付いてエリが玄関先まで出てきました。私はエリに心の底からの謝罪をしました。
私「ママが間違ってた……ごめんなさい。もう彼とは別れたから」
エリ「……」
私「でもエリにはひどいことを言ってしまって……私にはエリと一緒に住む資格なんてありません。だから……」
私は元旦那とその母親の方を向いて言いました。
私「どうかエリをお願いします」
そのとき、エリが意を決したように言いました。
私の言葉がエリをひどく傷つけてしまった事実は消し去ることはできません。その後エリは元旦那の家で暮らしていくことを選び、母親の私とは月2回面会をするかたちで交流が続いています。これからも少し離れた場所からエリの成長を見守ることが、私にできる精一杯の償いだと思っています。
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