佐々木朗希、2戦連続完全試合ならず　8回パーフェクトで降板、4戦連続2ケタK

◆ ハム・上沢も7回0封の好投、両軍無得点のまま9回へ

　前回登板で完全試合を達成したロッテの佐々木朗希投手（20）が17日、本拠地・ZOZOマリンスタジアムでの日本ハム戦に先発登板。この日も8回までパーフェクト投球を続け史上初の2試合連続完全試合達成に期待がかかったが、両軍無得点のまま迎えた9回は登板しなかった。

　初回、先頭のアルカンタラを一ゴロに仕留めると、続く細川、石井を連続三振斬り。石井の打席では163キロをマークした。2回も4番・清宮、5番・近藤から連続三振を奪い前の回から4者連続。これで今季初登板の初回から続けてきた連続イニング奪三振を「25」に伸ばし、2020年にオリックス・山本が達成した日本人最長記録に並んだ。

　3回は7番・ヌニエスを左飛、8番・宇佐見は捕邪飛、9番・淺間は左飛に仕留めたもの、連続イニング奪三振の記録はストップ。それでも7回、代打・万波からこの試合10三振目となる空振り三振を奪い、プロ野球史上3人目となるシーズン初登板からの4試合連続2ケタ奪三振をマークした。

　令和の怪物はこの日もパーフェクト投球を継続したが、打線の援護なく試合は0−0のまま9回へ。井口監督は9回のマウンドに守護神・益田を送り、佐々木朗は8回102球、無安打無失点、14奪三振無四球の内容で降板となった。

　佐々木朗は10日のオリックス戦（ZOZOマリン）で史上16人目となる完全試合を達成すると同時に、プロ野球新記録の13連続含む同タイ記録の1試合19奪三振を達成。中6日で迎えたこの日の登板も立ち上がりから素晴らしい投球を披露し、17イニング連続パーフェクトの金字塔を打ち立てた。