井端氏が感じた巨人・坂本勇人の打撃の変化「原点に戻ったのかな」

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2023年04月28日 21:42  ベースボールキング

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巨人・坂本勇人(C)Kyodo News
○ 巨人 5 − 4 広島 ●
<4回戦・東京ドーム>

 28日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−広島』で解説を務めた井端弘和氏が、巨人・坂本勇人について言及した。

 井端氏は試合前に坂本について「成績を見たら本来の状態でないのは、明らかかなと思うんですけど、私の場合はあんまり気にしていないですよね」と話し、「こういう時ってあると思うんですね、開幕からなかなかというのはある。終わってみてトータルでどこまで打っているかだと思う。この時期どんな3割バッターを打ってる秋山選手でも4割くらいありますので、そのバッターでも1割台(の月)がある。その所が先に来たというところで、坂本選手が4割、5割の時が来ると思う」とコメント。

 坂本は0−1の2回二死一塁の第1打席、広島先発・遠藤淳志が1ボール2ストライクから投じたストレートをレフト前に弾き返した。井端氏は「振れるというところで、タイミングは取れ出してきたのかなと思いますよね。(第1打席に安打が出ると)気持ちの面で楽になる。次の打席が非常に楽しみですね」と期待した坂本の第2打席、0−2の4回二死一、三塁の第2打席、遠藤のチェンジアップを泳ぎながらもレフトポール際に第2号3ランを放った。

 井端氏は「今の打ち方を見ていると、1打席目もそうですけど、前さばきですよね。坂本選手が若い頃の前さばきを今は1打席目も2打席目も見せてくれたのかなという感じがする。どちらかというと軸足に溜めよう溜めようという意識が強くて、本塁打40本打っている時も、首位打者とっている時もそういう意識でやっていたと思うんですけど、今は乗って開放しにいっている2打席ですよね」と解説。

 さらに4−2の8回一死走者なしの第4打席、昨季までチームメイトだった戸根千明からレフトスタンド最前列に本塁打。井端氏は「完全に上がってきたなという打撃ですね。今までちょっとずつ差し込まれていたところだったんですけど、いいポイントで捉えましたよね。どちらかというとここ何年かポイントを近めにという打撃だったんですけど、今日の打撃で言えば若い頃の前さばきで打っていた。原点に戻った感じですよね」と期待した。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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