学校から帰ってきたサトシは悲しそうに話します。仲間はずれにされて、とても落ち込んでいるのです……。
夫の飲み会でのケンカ以降、サトシは仲間はずれにされている気がしてなりません。ただ練習のときは以前と変わらないようです。遊びに行くときだけ誘われなくなりました。夫が悪いのはもちろんなのですが、こんなあからさまに仲間はずれにされるのはサトシがかわいそうすぎます。サッカーの練習に行く前。サトシには聞こえないように、夫にこっそり報告しました。
夫のせいでサトシも私もこんなに嫌な思いをしているのに……。元凶となった本人は子どもに寄り添ってくれる姿勢がゼロです。
夫は空気を読めない部分があり、どこにいても少し浮いています。夫とチームの保護者が楽しそうに話す場面を見たことがありません。
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もしかしたら、保護者たちは夫と一定の距離をおきたかったのかもしれません。飲み会のトラブルが距離をおくキッカケになったのかも……? そんなふうにも思えてきました。サトシはたんたんとサッカーの練習をしているようですが、どこか暗いです。私は、サトシが「自分だけ(遊びに)誘われなかった」と話したときの悲しそうな顔が目に焼きついてはなれません。
子どもたちが寝た後、夫に相談してみました。「サッカーのチームを変えた方がいいかな?」
もしも夫の謝罪が受け入れられているなら、サトシにまで影響がでるような状況にはなっていません。酔っていた場でのケンカとはとはいえ、よほどのことをしているはずです。私はこのままだと状況が悪くなる一方な気がしてなりません。今後、この町で暮らし続けられるのかと思うほど、私は追い詰められたような気持ちになってしまいました。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・春野さくら 編集・今淵凛