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前回からの続き。私はミヤ。30代半ばで、数年前から不妊治療をしています。ここ数年は、身体的にも精神的にも、そして経済的にもなかなか大変な日々を過ごしています。必ずしも終わりが見えるというわけではなく、最終的に報われるかどうかすらまったくわからないのがこの治療のつらいところ。治療に関して夫と意見があうばかりでもありませんし、そのたびに話し合いをしなければならないのもしんどいです。そんなときふと学生時代の楽しかった記憶を思い出して、私は久しぶりに当時の友だち・アスカに会うことにしました。
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アスカは話しながらテーブルにスマホを置きました。待ち受け画面は、娘さんでした。
![3-4](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1714100257-3c768edda320aa2a1bfcbf730dd9abb1-1200x477.jpg)
しばらくは他愛もない話をして盛り上がったものの、やはりあの待ち受けが気になり、どうしてもアスカを羨む気持ちを消し去れません。それにアスカもあえて子どもの話を避けている様子で……私は思い切って、自分がいま不妊治療をしていることを話しました。
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それなのにアスカはポカンとするばかり。そして、「そうなんだ」「そっか」と気のない返事をくりかえします。もっと寄り添う言葉をかけてほしかったのに、全く思ったとおりの返事をくれません。挙句の果てには、「そういえばさ……」と話をそらしはじめます。そんな姿に私はガッカリしてしまいました。
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![3-9](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1714100341-a75ef1a73273bfb09c30711e818e8c8b-1200x580.jpg)
数年ぶりに会った友だちのアスカ。
アスカはあまり子どものことを話さないようにしてくれていましたが、スマホの待ち受けを子どもにしていたので、ママになっていたようでした。
それを見て何故か私は、「順風満帆なアスカに、不妊治療している私のつらさを聞いてもらいたい」と思ってしまいました。
そうしたら「大変だよね」と受け入れてもらえることを期待していたのかもしれません。
それなのに理解が得られず、腹を立てた私は失礼なことをしてしまいました。
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もう一度会えるチャンスが巡ってきたので、ちゃんと謝ろうと思います。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・ゆずぽん 編集・石井弥沙