GUが事業方針説明会を開催 グローバル化推進、香港に2店舗出店へ

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2024年10月02日 18:01  Fashionsnap.com

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柚木治代表取締役社長(中央左)とモデルたち

Image by: FASHIONSNAP
 「ジーユー(GU)」が、2025年8月期の事業方針説明会を開催した。説明会冒頭では、2024年秋冬シーズンの新作をランウェイショー形式で披露。その後、柚木治代表取締役社長が登壇し、今期の事業戦略を語った。

 同ブランドは、前シーズンから引き続き「GO GLOBAL」を2025年8月期のコンセプトに設定。「グローバル化を見据えた商品戦略」「海外事業の成長」「人材のグローバル化」の3点に注力する。「グローバル化を見据えた商品戦略」では、9月にファーストリテイリンググループ上席執行役員でユニクロのR&D(研究・開発)を担当している勝田幸宏氏を商品責任者として招へい。ファーストリテイリンググループの知見とノウハウをフル活用し、国内外で大ヒットとなった「バレルレッグパンツ」のような最先端のトレンドを捉えた商品開発を進める。

 「海外事業の成長」では、今年の年末にアジアの中でもファッションニーズの高い香港に2店舗を出店すると発表。現在海外事業は高い成長率を見せており、9月にオープンしたブランド初となる海外旗艦店「ジーユー ソーホー ニューヨーク店」は、オープン時に150人以上が行列を作るなど好調に推移している。柚木社長は「現状具体的なことは決まっていない」としながらも、今後ヨーロッパや東南アジアなどにも事業を拡大していきたい考えを示した。
 「人材のグローバル化」では、昨年9月に新設したニューヨークの商品本部を今年9月からアメリカの「グローバルヘッドクォーター(グローバル本部)」に改組。従来の商品開発部門に加えてマーケティングとインストアマーチャンダイジングの部門を新設したほか、現地での人材の採用も積極的に実施しているという。
 2024年8月期第3四半期(2023年9月〜2024年5月)の業績では、売上収益が前年同期比8.1%増となる2464億円で、営業利益が同14.2%増となる294億円と大幅な増収増益を記録。特にスウェット風のTシャツやコクーンジョガープルオンパンツ、ライトデニムワイドパンツなどが好調だった。柚木社長は「今期は更に事業を拡大し、最終的にはユニクロを展開している全ての国と地域にジーユーのアイテムを届けたい」と話した。

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