公明党の石井啓一代表は31日の党中央幹事会で、衆院選での自身の落選と党敗北の責任を取り、代表を辞任すると表明した。これを受け、同党は後任を11月7日の中央幹事会で内定し、9日の臨時党大会で選出することを決めた。
石井氏は「わが党にとって非常に厳しい選挙結果となった。全て私の責任だ」と強調。「代表は国会議員が務めるべきだ」と辞任の理由を説明した。
石井氏によると、西田実仁幹事長もこれに先立つ常任役員会で引責辞任の意向を示したが、石井氏の慰留を受け、続投が決まったという。
石井氏は9月28日に代表に就任したばかり。埼玉14区から立候補したが落選。在任期間は1カ月余りとなり、1998年の党再結成以降、最短となる。