元々口はいい方ではありませんが、いつもここまで強い言葉は使わないコウダイ。そのコウダイがここまで怒っているなんて……私は泣きたい気持ちになりました。アオトの心配、マロンがこんなことをするなんて、という戸惑い。さまざまな感情が私のなかで渦巻きます。
考えれば考えるほど辻褄が合わなくなってきました。私はソファに腰をおろすと、さらに考え続けました。そしてあることに気づいてしまったのです。「あ、保険証……」そうです。病院での受診に欠かせない健康保険証。コウダイは持って行ったのでしょうか。
「マロンがアオトに危害を加えた」と言われ、私はパニックに陥ってしまいました。しかも、病院に向かったはずのコウダイに連絡をしても、納得できる返事をもらうこともできず……。
1人で落ち込みながらあれこれ考えていると、なんだか違和感が。ソファから引きずり落とされたうえに足を噛まれたはずのアオトは、泣くどころか出て行く直前までキョトンとした顔のまま。
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【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・魚師 編集・塚田萌