外国産の豚肉や鶏肉を「国産」と偽って給食センターなどに納品していた疑いで、会社の元社長らが逮捕されました。
不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたのは、相模原市の食品加工会社「寿食品」の元社長・鹿島敏裕容疑者(63)ら5人です。
鹿島容疑者らは去年9月から10月、外国産の豚肉や鶏肉を「国産」と偽って相模原市の給食センターなどに納品した疑いがもたれています。
「寿食品」をめぐっては、去年9月、川崎市が行った抜き打ち検査で、千葉県産として納入されていた豚肉がカナダ産の可能性が高いことが判明していて、警察は会社を家宅捜索するなど捜査を続けていました。
調べに対し、鹿島容疑者は容疑を認め、「10年以上前からやっていた」「国産は高く、入札から外れたくなかった」「会社の存続と利益を得るためにやった」などと供述しているということです。
|
|