2014年に埼玉県加須市内で発生した性的暴行・強盗致傷事件で、県警は3日、栃木県小山市城東7、無職、吉岡和伸容疑者(37)を強姦(ごうかん)致傷と強盗致傷の容疑で逮捕した。捜査関係者によると、05〜19年にかけて加須署や隣接する警察署管内で、屋外での性的暴行被害が約10件確認されており、関連を調べる。
逮捕容疑は、14年8月29〜30日未明、加須市内の畑のあぜ道で、県内の40代の女性会社員=当時=に性的暴行を加え、現金5万円とバッグなど計25点(時価計約16万円)を奪ったなどとしている。取り調べに黙秘しているという。
県警によると、現場付近を歩いていた女性の首を絞めてあぜ道に引きずり込み、「騒ぐな。殺されたくなかったら静かにしろ」などと脅迫。暴行後に被害者が現場に落としたバッグなどを奪い徒歩で逃げたという。吉岡容疑者は当時、久喜市内に住んでおり土地勘があったとみられる。
別の事件で警視庁などに逮捕されていた吉岡容疑者の証拠と、加須市内の事件当時の現場遺留物の鑑定結果が一致し、逮捕に踏み切った。【田原拓郎】
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