2024年「ブレイク俳優」女性編、松本若菜が年間で1位 主演ドラマ2作で下半期大躍進

40

2024年12月20日 08:40  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

『2024年 ブレイク俳優ランキング(女性編)』1位を獲得した松本若菜 (C)ORICON NewS inc.
 ドラマや映画など話題作の多かった2024年、視聴者に大きなインパクト与えた俳優は一体誰なのか? ORICON NEWSでは、恒例の『2024年ブレイク俳優ランキング(女性編)』を調査。年間1位に輝いたのは、上半期では圏外ながらも連続ドラマ2本続けて主演した【松本若菜】が大躍進した。

【ランキング表】松本若菜が年間1位に、あのやウイカなど話題作に出演の俳優がランクイン

■主演ドラマ2作続き、大躍進 全世代から支持を集め首位に

 上半期ではランクインしていなかった【松本若菜】が大きく躍進し1位を獲得。松本は、『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)に続き、今期の『わたしの宝物』(フジテレビ系)と2クール連続でドラマ主演を務めている。『西園寺さん〜』では明るくユーモラスなキャラクターを演じた一方、『わたしの宝物』では不倫をテーマにしたシリアスな役どころに挑戦した松本。

 ユーザーからも「2クール連続でドラマの主演に抜擢。どちらのドラマでも高い演技力で話題になりました」(愛知県/10代/女性)、「今までのイメージとは打って変わって主演を務められた作品がコメディーだったりシリアスだったり。魅力的です!」(埼玉県/20代/女性)と、多くの支持を集め首位に輝いた。

 松本は、2022年放送のドラマ『やんごとなき一族』(TBS系)で魅せた怪演では「松本劇場」などと話題を集めた。その後、2023年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』で徳川家康(松本潤)の側室・阿茶局を演じ、存在感を残した。

 「立て続けに主演をしている姿が飛躍を感じさせた」(鹿児島県/30代/女性)、「大河ドラマ『どうする家康』で注目していたが、民放の主演も始まり、これからも息の長い俳優になりそう」(大阪府/50代/女性)といったコメントも多く、俳優としてのステージを大きく進めた1年となった。

■『ふてほど』以降、ドラマ、CM等で引っ張りだこの1年

 2位にランクインしたのは、上半期1位だった【河合優実】。やはり最もコメントが多く寄せられたのは、2024年のユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞にも通称「ふてほど」が選ばれた、TBS系ドラマ『不適切にもほどがある!』への出演だ。

 同作品は、昭和から令和にタイムスリップした体育教師の主人公が、コンプライアンスが重視される現代で不適切な言動や行動で人々と衝突しつつも絆を深めていく様子を描いたヒューマンコメディで、河合は主人公の市郎の娘で昭和の女子高生・小川純子を演じた。

 「『不適切にもほどがある』から始まり演技力を試される作品にいっぱい出ていて、これから若手女優の演技力筆頭になると思ったから」(東京都/20代/女性)、「出演作品が一気に公開されたのと、なんといってもふてほどの純子役で大活躍!大躍進でした!」(兵庫県/40代/女性)など、幅広い世代から支持を集めた。

 「ふてほど」以降も、映画『あんのこと』や『ナミビアの砂漠』では主演を務め、多彩な役柄で存在感を発揮。味の素『クノール カップスープ』、ユニクロ、さとふる、サントリー『クラフトボス』などCM出演も増加したことで、認知度もアップ。来年は、NHK連続テレビ小説『あんぱん』の出演も決定しており、さらにファン層を拡大していきそうだ。

■アーティスト&タレントから俳優へ 高い演技力に評価の声

 3位の【あの】も下半期に俳優として大きく飛躍した一人。ドラマや映画などの出演はこれまでもしてきたものの、昨年まではアーティストやバラエティタレントとしての活動が目立っていたが、今年は連続ドラマや映画で話題作への出演が続き、俳優としての活動にも注目が集まった。

 連続ドラマでは『ギークス 〜警察署の変人たち〜』(フジテレビ系)、『民王R』(テレビ朝日系)、配信ドラマ『【推しの子】』、映画では『赤羽骨子のボディガード』、『【推しの子】-The Final Act-』に出演。それぞれの作品で、バラエティでは見せない“役者の顔”で存在感を発揮した。

 ユーザーからも「普段のアーティスト活動の時の個性的な感じも素敵ですが、ドラマでの演技や役作りがすごくあっていて良かったと思います」(東京都/20代/女性)、「意外な演技力を見せてくれて、こっち方面でもいろいろできるんじゃないかと期待させてくれる」(京都府/40代/男性)などの声が寄せられている。

■『光る君へ』と『極悪女王』、話題作で視聴者の心をつかんだ3名

 今年もさまざまなヒット作が生まれ、ランキングにも大きく反映された。中でも大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合)に出演し話題を集めた2人の俳優を紹介する。

 上半期3位だった【ファーストサマーウイカ】が、年間でも5位と上位をキープ。上半期でも『光る君へ』で演じた清少納言について評価が高かったが、「大河ドラマの熱演。清少納言にしか見えん!」(埼玉県/20代/男性)、「大河ドラマ『光る君へ』で、清少納言役という大きな役を演じたので」(東京都/50代/女性)と、最終回までその声は引き続き寄せられていた。

 アイドルとしてデビューし、タレントとして多彩な活動を続ける一方で、俳優としての評価が高まり続けており、今後のさらなる躍進が期待される。

 7位の【見上愛】も『光る君へ』で、藤原道長(柄本佑)の長女・彰子を演じ話題を集めた。「なんと言っても『光る君へ』での藤原彰子役です!12歳くらいから20歳超えるまでの見た目や雰囲気が一番変化のある年頃を見事に演じています」(東京都/50代/女性)、「『光る君へ』の演技が、文字通り光っていたので。感情の機微をよく表現されていたと思う」(北海道/50代/女性)など、称賛の声が寄せられた。

 同作以外にも、下半期はNetflixドラマシリーズ『恋愛バトルロワイヤル』や『マイダイアリー』(テレビ朝日系)、CMなどでも出演作が相次いだ。2025年は月9ドラマ『119エマージェンシーコール』(フジテレビ系)や『正直不動産ミネルヴァ Special』(NHK BS)への出演も発表されており、次世代を担う俳優として、着実に実力を蓄えつつある。

 そして、10位にランクインした【ゆりやんレトリィバァ】は、Netflixの配信ドラマ『極悪女王』で主演を務め、今期大きなインパクトを残した。同作は、女子プロレスラー・ダンプ松本が仲間たちとの友情と戦い、さまざまな代償や葛藤を抱えながらカリスマ的人気で1980年代に女子プロレス旋風を巻き起こし、日本史上最も有名なヒールに成り上がっていくさまを描いた作品で、ゆりやんはダンプ松本を演じた。

 ゆりやんは、体づくりや所作の再現など細部まで徹底的に役に向き合い、ダンプ松本の迫力や生きざまをリアルに表現。その演技に「『極悪女王』で一皮も二皮も向けたから」(鹿児島県/40代/男性)、「『極悪女王』のダンプ松本役がすごすぎて頭から離れない」(静岡県/50代/男性)などの声が寄せられた。

 若手俳優もTOP10入りしていたが、1位となったのは、下積みが長く“遅咲き”と言われた【松本若菜】。本業が俳優ではない【あの】や【ファーストサマーウイカ】、【ゆりやんレトリィバァ】らのランクインも際立つ結果となった。

【調査概要】
調査時期:2024年11月19日(火)〜11月22日(金)
調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

このニュースに関するつぶやき

  • え?40歳やろ?遅咲き過ぎるやんけwww
    • イイネ!3
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(30件)

ニュース設定