限定公開( 1 )
ワークマン(群馬県伊勢崎市)は、「#ワークマン女子」店を「Workman Colors」店に順次改名する。
#ワークマン女子は、2020年に初出店した作業服や作業用品を扱わない一般客向けの店舗。店名に「女子」と付いているものの、男性用も取り扱っている。しかし、「人口の少ない地方だと女性客だけでは経営が成り立たない」(同社)ことから女子店の看板を外し、トレンド性を強化して女性客をさらに増やしながら、男性客の取り込みを図る。
#ワークマン女子という店名は、女性客の取り込みには効果があったが、開店時には「男性モノを扱っているか?」という問い合わせが来るといった弊害も出ていた。銀座店では2023年に#ワークマン女子からWorkman Colorsに改名したところ、男性売り場を拡大しない状態でも、男性客が10%増加したという。
●「快適普段着」シリーズなどを専売化
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Workman Colorsでは、市場が大きいベーシック衣料市場で「快適普段着」シリーズなどを専売化することで、既存店と差別化する。#ワークマン女子では女性製品は高評価だが、「男性モノは一部に派手過ぎて買いにくい」との声もあったこともあり、派手なアウトドアウエアは半減させる。#ワークマン女子では男女兼用品(アウトドア系)を除くと、女性と男性の製品比率は3:2だったが、Workman Colorsは1:1にする。
まずは、#ワークマン女子浜松市野、コスパ新下関、くりえいと宗像の3店を同時にWorkman Colorsに改装して、2月20日に同時オープンする。
国内に78店舗ある既存の#ワークマン女子の店舗は、改装に合わせて順次Workman Colorsにリニューアルする(2027年3月までに完了予定)。今後は毎年40店舗を出店し、2032年に400店舗とすることを目指す。
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