鈴木法務大臣は、悪質な運転による死傷事故を適正に処罰するため、危険運転致死傷罪の見直しを来月10日の法制審議会に諮問すると明らかにしました。
鈴木馨祐 法務大臣
「法制審議会において充実した調査審議が行われ、できる限り早期に答申をいただけることを期待」
危険運転致死傷罪の見直しの具体的な諮問内容は、血中のアルコール濃度が基準を超えた状態での車の運転や、法定速度以上の速さでの運転などの3つの行為について、新たに危険運転致死傷罪の対象とするよう求めるというものです。
現行の危険運転致死傷罪は、飲酒運転や猛スピードでの運転であっても適用されていないケースがあり、交通事故の遺族らから「基準があいまいで、適用のハードルが高い」などと、見直しを求める声が上がっていました。
来月10日に開催する法制審議会では、具体的な数値基準を設けるかが議論される予定です。
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