拉致被害者の有本恵子さんの父・有本明弘さんが亡くなったことを受け、同じく被害者の横田めぐみさんの母・早紀江さんが会見し、「悔しいです。一目恵子さんに会わせてあげたかった」と胸中を明かしました。
拉致被害者の有本恵子さんの父・有本明弘さんは今月14日、老衰のため、96歳で亡くなりました。
これを受け、同じく被害者の横田めぐみさんの母・横田早紀江さん（89）がきょう、川崎市で会見しました。
横田早紀江さん
「かわいそうだなと思って、本当に。一目会わせてあげたかったというのだけは、いつも思っていたから。なんでこんなにちっとも前に進んでいかないんだろうという、そういう思い、残念な思いを持って、天に召されたんじゃないかなと思っています。本当に残念です。もう2人しか残ってない、いつも2人名前を挙げられていたのが、いよいよ1人になっちゃったなと、むなしい思いをしていますし、私ももうどうなるかわからないなという思いで」
横田さんは有本明弘さんが被害者の帰国に向け、早くから国や議員に働きかけるなど尽力していたと振り返りました。
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有本明弘さんが亡くなったことで、政府が認定した帰国していない12人の拉致被害者のうち、存命している親は横田早紀江さん1人のみとなります。
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