衆院予算委員会の理事会に臨む安住淳委員長(中央)ら=18日午前、国会内 衆院予算委員会は18日の理事会で、自民党旧安倍派の裏金事件を受けた参考人招致を巡り、会計責任者だった松本淳一郎元事務局長に対する聴取を20日に実施することで合意した。松本氏側の要請を考慮し、国会外の非公開の場で、与野党代表者が聞き取りを行う。
理事会後、衆院予算委の安住淳委員長(立憲民主党)は記者団の取材に応じ、「東京都内のホテルで聴取する。応答はすぐ分かるようにする」と説明。これまでの旧安倍派幹部による衆参政治倫理審査会での弁明について「虚偽答弁していた可能性が高い」と指摘し、「松本氏には捜査当局に話した内容を聞かせてほしい」と語った。
昨年の東京地裁判決は松本氏について、派閥幹部に従属せざるを得ない立場だったと認定した。これを踏まえ、20日の聴取では旧安倍派の裏金づくりの経緯や意思決定が焦点となる。安住氏と自民、立民、日本維新の会、国民民主各党の予算委理事が聴取に当たる。