「“魅力的な詐欺師であり殺人鬼”という、頭と肉体を駆使して人を翻弄していく大変な役でした。でも、今だからこそ『これまでとは違うお芝居ができるかもしれない』という、自分への期待のような思いをもって挑みました」
こう話すのは、ABEMAオリジナルドラマ『死ぬほど愛して』(3月27日より放送開始)にて8年ぶりの俳優復帰を遂げる成宮寛貴(42)。21年〜22年に『女性自身』で連載していた同名漫画の実写ドラマで、主人公を演じる。
同作は、強靭な殺意が渦巻くピカレスク(悪漢)物語であり、失われた愛と死が交錯するラブサスペンスとしても人気を得た作品。その原作者である天樹征丸(樹林伸・ゆう子姉弟による名義)とともに、撮影裏話を語ってもらった。
■「全部大変でした」自分のことも騙しながら芝居を
樹林伸(以下、伸):今回の主人公・神城真人役は大変だったんじゃない?
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成宮:キャラクターをつかもうとしても、実態がどこにあるのかわからないような。壮絶な過去があって「愛を知らない」男ではあるけれど、いろんなタイプの女性に愛されていく。「切り替わるタイミングがどこにあるんだろう?」などと探りながら演じました。
樹林ゆう子(以下、ゆう子):真人は「色気がある」というのが大事なポイント。役者にも悪魔のような魅力がないとね。しかも最初は、かっこよくてやさしい夫として、視聴者を騙さないといけないわけじゃない。答えがわかっている中で、人を騙す演技って難しそうだけど。
成宮:自分のことも騙しながらお芝居していたかな。色っぽいシーンも、アクションも多くて、さらに言っていることは嘘ばかり。どのシーンも、どのお芝居も、気が抜けるところがなくて、全部大変でした(笑)。
伸:本当にお疲れさま。
成宮:撮影期間の2カ月は、とてもスパイシーな日々で。でも、この作品もそうですけど、難しさや大変さ、全部含めて演じることって中毒性があるんですよね。今回、お芝居をして「やっぱり面白い」って思いました。
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■俳優復帰のタイミングが「今になった」理由
伸:本作が俳優復帰作になるわけだけど、8年という充電時間があったからこそできたこともあるんじゃない?
成宮:年齢的にも、いろんなことを許せる年になったというか。いろんなことがあって、いろんなことに驚きもしなくなった。無駄なものがなくなって、パワーアップしたようなところはあるかもしれません。
ゆう子:このタイミングでの復帰になったのは?
成宮:なぜ今だったのか……。「今になった」という感じかな。個人的にSNSで発信していることをメディアの方に拾っていただくことがあるんですけど、それって「今も見ています」というメッセージみたいにも感じていて。応援してくださる皆さんの思いについても、無理なく、今この役で背負えるのかなと思いました。あと「成宮寛貴」という名前をまた使わせてもらえたということも大きいです。
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ゆう子:名前はよかったよね。
成宮:感謝しています。おかげで、曇りなく、晴れやかに復帰できました。
伸:ここ数年は商品開発やプロデュース業もしているでしょ。
成宮:はい。すごくこだわって1年半かけて作ったものがたくさんの人に届いたときは、すごい達成感があって。お芝居も、大変なほど感情が動くところがありますよね。
伸:この役なんて達成感がありそうだよね。アクションも多くて、寒い中、走りまわってさ。
成宮:後半はビシャビシャになって、ドロドロになっています(笑)。最初の4話と後半の4話は全然違う展開になっていくので。
伸:バタバタバタッとひっくり返っていくからね。スーツでピシッとかっこいいと思いきや。
ゆう子:後半は殺しですからね。今後も俳優、プロデュース業といろいろやっていく?
成宮:もちろんやります。俳優としては42歳なので、脇を支えるお芝居っていうものも本気でやってみたい。お芝居はストレッチみたいなところがあって、今回の作品は本当にいろいろなことをやったので、全方向にしっかり伸ばせました(笑)。
伸:バッチリだね。
成宮:おかげさまで。今の自分で、これからのエンターテインメントに勝負をかけていきたいと思っています!
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