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ロックバンド「バックドロップシンデレラ」が23日、公式X(旧ツイッター)を更新。ロックバンド「八十八ヶ所巡礼」のメンバーに暴力行為を加えた経緯を説明した。
10年以上にわたって交流会のある両バンドだが、「八十八ヶ所巡礼」公式Xは23日、マネージャーの名前のもと、今後は「バックドロップシンデレラ」と共演しないことを宣言。1月9日に渋谷で行われた「バックドロップシンデレラ」のツアーファイナルにゲスト出演した際、「八十八ヶ所巡礼」が持ち時間を超過してしまったせいで、「バックドロップシンデレラ」のギター&ボーカル担当の豊島“ペリー来航”渉からメンバーが頭突きなどの暴力を受けたことを明かした。
一方の「バックドロップシンデレラ」公式Xも豊島の名前を添えて、トラブルの経緯を説明した。もともと「八十八ヶ所巡礼」はツーマンで持ち時間を超えることが頻繁にあり、音楽フェスで10分以上の超過が続いたため、さすがに豊島から「八十八ヶ所巡礼」のマネージャー「T氏」に「ツーマンならともかくフェス形式ではタイムを守って欲しい」と伝えたところ、「タイムを守らなくてもいいという雰囲気を君がだしているんだろう」という返信が来て、豊島は内心困惑しつつも、「以後気をつけます」と返したという。
そして1月9日のライブにゲスト出演してもらった際は、T氏から「新年1発目ライブなので演奏時間押していいか?」と事前に連絡があり、豊島も「ツーマン形式ならば多少は」と了承した。しかし当日、「八十八ヶ所巡礼」は、45分間の持ち時間を大幅に過ぎて75分間演奏し、メインアクトである「バックドロップシンデレラ」の持ち時間70分を超える結果に。演奏後、片付けをしながら「やべー押しちゃったよ」と笑っているメンバーに対して、豊島は「お前は俺たちをおちょくっているのか?」と暴力行為に至ったという。ただ、ライブ後の打ち上げで、「渉さんやりすぎだ!」「ごめん! でも俺もやりすぎたがお前達も悪い!」というやりとりがあり、メンバーとは和解したようだ。しかしマネージャーT氏とはわだかまりが残り、1月9日のライブのギャラの支払いなどをめぐって言い合いになったという。
豊島は「暴力行為というならば然るべき場所に訴えて頂きたいです。その上で罪となるならば私は罰を受けます。私は私の信念で動きました。長年のバンド仲間とのやり取りの範囲内に意図的に止めていたつもりですが、行き過ぎだというのであれば私の落ち度だと思っています」とつづる。さらに「これは言いたくないのですが、八十八ヶ所巡礼はマネージャーT氏が実権を握っています」と主張。今回の告発に関して、「八十八ヶ所巡礼」のメンバーからは謝罪の連絡があったことを明かした。「このポストは八十八ヶ所巡礼の総意ですか? メンバーは納得していますか? T氏の個人的な意見なのではないのでしょうか?」と指摘して、「T氏とは話し合わなければいけないと思っています。それは渋谷ライブの出演料についてです。この件は私も冷静になって落とし所を決めないといけません」と続けた。さらに「そして私は八十八ヶ所巡礼がマネージャーT氏と決別しない限り、八十八ヶ所巡礼と絶縁します」と宣言。「最後にこのような裏方のやりとりを表に出さずに音楽とライブを追求するバンドとして発信する事を19年間務めていたつもりでしたが、今回このような形にならざるを得ませんでした。私の不徳を情けなく思います。申し訳ありませんでした」と騒動を謝罪した。
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