１８年の思い出、率直に披露＝成年に感謝、ユーモア交え―悠仁さま

　「成長を見守ってくださった方々に、深く感謝申し上げます」。成年に当たり、３日に初の記者会見に臨んだ秋篠宮家の長男悠仁さま（１８）はこう述べ、高校までの学校生活や家族の性格など、１８年間の思い出をユーモアを交えながら率直に語られた。

　会見は午後２時から始まり、悠仁さまはスーツ姿で会場に入った。記者から緊張しているかを問われ「緊張しております」と応じた。両手を膝の上に置き、穏やかな表情でしっかりと前を向き、原稿なしで質問に答えた。

　約３０分の会見では、成年皇族としての抱負や皇室の在り方などを語り、自身や家族に関する質問にも丁寧に答えた。父の秋篠宮さまについて、植物を気に掛け、ほこりがたまっている所の掃除を小まめにする「きちょうめんでまめな一面がある」とした上で、スクランブルエッグを作る際は「固さにこだわる」と明かし、笑いを誘った。

　母の紀子さまは自宅で刺しゅうなどをする一方、高校の花壇整備のボランティアに参加する「アクティブな一面もある」と紹介した。

　幼稚園から中学校まで１２年間、お茶の水女子大付属の園・学校で過ごしたことを回顧し、幼稚園では「ヘビを捕まえて先生に渡そうとしたら、驚かれてしまった」とのエピソードを披露。筑波大付属高で特に印象に残っている思い出として、文化祭「桐陰祭」を挙げた。昨年はクラスでピザ窯を作ってピザを焼いたといい、「普段とは異なる学校の雰囲気を楽しむことができました」と語った。