画像提供:マイナビニュース大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は11日、大阪・関西万博(2025年4月13日から開催)に向けたキャッシュレス・チケットレス改札の取組みの一環として、ウォークスルー型顔認証改札サービスを3月25日から開始すると発表した。
この顔認証改札機は、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の全134駅中130駅に設置され、eMETROアプリで購入可能なデジタル乗車券と、事前に同アプリに登録した顔情報を紐づけることで利用可能。これにより、乗車券やICカードを改札機にタッチすることなく通過できる。新サービスの導入により、万博開催時に「交通系ICカード」「QRコードを活用したデジタル乗車券」「クレジットカード等のタッチ決済」「顔認証」という4種類の改札機能が整備されることになる。
顔認証改札機が設置されない駅は、ニュートラムのポートタウン西駅、南港東駅、南港口駅、平林駅の4駅。設置駅でも、一部の改札口には設置されない。顔認証改札機がない駅や改札口では、QRコードを読取り機器にかざして通過することになる。
顔認証改札機の顔認証用カメラは常時稼働しているものの、録画は行わず、顔を検知・認識した時点で特徴量データに変換。そのデータを認証サーバにある情報と照合した後に即座に破棄するしくみだという。カメラの撮影範囲に他の利用者が映り込む場合も、録画や保存は行わないとしている。(佐々木康弘)