国際宇宙ステーション(ISS)への到着を抱き合って喜ぶ大西卓哉さん(手前左から2人目)ら=日本時間16日午後(NASAのウェブサイトより) 国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在に臨む大西卓哉さん(49)ら4人が搭乗する米宇宙船クルードラゴン10号機が16日午後1時すぎ(日本時間)、ISSにドッキングした。
約1時間半後に連結部のハッチが開かれると、大西さんは真っ先にISSに乗り移り、待ち構えていたISSクルーと抱き合って到着を喜んだ。
その後行われたセレモニーで、大西さんは「元気にISSに帰って来ることができた。あすからまた一生懸命、(日本実験棟の)『きぼう』でのサイエンスを含め、いろいろなタスクを頑張っていきたい」と日本語であいさつした。
大西さんの飛行は2016年以来2度目。15日(同)に米フロリダ州・ケネディ宇宙センターから打ち上げられた。約半年にわたる滞在期間後半にはISS船長に就任する予定で、ISSの運用やクルーの安全を守る責任者を務める。
日本人のISS船長は若田光一さん(61)、星出彰彦さん(56)に続き3人目となる。

大西卓哉さんらが搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)に接近する米宇宙船クルードラゴン(スペースX社のウェブサイトより)

国際宇宙ステーション(ISS)到着後のセレモニーで、あいさつする大西卓哉さん(前列左から2人目)=日本時間16日午後(NASAのウェブサイトより)