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コンクリート詰めにされた女児の遺体が大阪府八尾市の集合住宅から見つかった事件で、大阪府警は19日、女児の身元はDNA型鑑定の結果、岩本玲奈ちゃんと確認されたと明らかにした。死体遺棄容疑で逮捕された無職、飯森憲幸容疑者(41)のめいで、2007年ごろに6〜7歳で死亡したとみられる。
飯森容疑者はこれまでの府警の調べに「姉の子どもの玲奈を遺棄した。7歳ぐらいの時にたたいたら、翌朝に冷たくなっていた」などと供述。府警は容疑者が玲奈ちゃんへの暴行にも関与したとみて詳しい経緯を調べる。
府警捜査1課によると、玲奈ちゃんは00年10月に八尾市内で出生。02年ごろ、飯森容疑者の80代の父が住んでいた、遺体発見現場とは別の八尾市内の集合住宅で、母らと暮らすようになった。04年6月に容疑者の父が八尾市役所に「玲奈と母親がどこかに行ってしまった」と届け出たことから、市は居住実態がないと判断。同年9月に玲奈ちゃんの住民票を削除していたという。
玲奈ちゃんは06年10月ごろに飯森容疑者に引き取られ、その後に死亡したとみられる。府警は当初所在が分からなかった玲奈ちゃんの母親と連絡が取れており、玲奈ちゃんが容疑者に預けられて以降の経緯などを聞いていた。
府警は集合住宅の一室で、ダイニングキッチンの押し入れに24年11月初旬から遺体を放置したとして、飯森容疑者と交際相手で無職の柴田朱里容疑者(36)を死体遺棄容疑で逮捕している。【林みづき、斉藤朋恵】
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