イスラエル軍がガザ北部でも地上作戦開始　ハマスは反撃　停戦合意は事実上“崩壊”

パレスチナ自治区・ガザをめぐっては、ハマスがイスラエルに対して反撃するなど事態が緊迫化しています。現地から中継でお伝えします。

イスラエル中部・テルアビブです。この3時間ほどの間に、ガザの戦闘をめぐり2つの大きな動きがありました。

一つ目は、イスラエル軍によるさらなる軍事作戦の再開です。18日に停戦を破ってガザへの攻撃を再開したイスラエル軍は、今から3時間ほど前にガザ北部でも地上作戦をはじめ、さらに、地上部隊がハマスの拠点を攻撃したことを発表しました。

イスラエル軍は18日、ガザ中部と南部でも地上作戦を開始していて、今後、ハマスとの間で衝突が起こる可能性が高まっています。

そして、この発表からおよそ15分後、テルアビブをはじめとするイスラエル中部では警報が鳴り響きました。ハマスが反撃として、ロケット弾3発を発射。このうち2発は空き地に着弾しましたが、けが人はいないとのことです。

これにより、イスラエルとハマス双方が停戦を破ったことになり、事実上、停戦合意は崩壊した形です。

今後、双方の戦闘がさらに激化するのか、もしくは合意の立て直しに向けて協議に戻れるのか、ガザ情勢は大きな転換点を迎えています。