優れたデジタル・コンテンツなどの制作者を表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’24」授賞式が25日、都内で行われた。
優秀賞に、ストリートピアノを弾く人々が登場するNHKのドキュメンタリー「駅ピアノ」「空港ピアノ」「街角ピアノ」が選出された。17年にスタートし、8年間で19カ国60カ所のピアノが登場した。
ディレクターの尾崎竜二さんは、イタリア・シチリア島の空港で見かけたピアノが番組のきっかけになったとし、「メロディーの向こう側に、生老病死の物語が秘められている。ピアノに支えられ戦前、戦中、戦後を生き延びたおばあちゃん、徴兵前にピアノを弾きに来た若者…市井の人々に小さな小さな光を当てるのが我々の仕事」と話した。
ストリートピアノについては、大阪市の大型商業施設「ATCシーサイドテラス」にある「南港ストリートピアノ」が公式X(旧ツイッター)で、利用者に対し「練習は家でしてください」などの注意喚起を行った投稿をめぐりネット上で炎上し、著名人も反応するなど話題になった。
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