NHKは7日、8月に放送予定のNHKスペシャル終戦80年ドラマ撮影現場で2日、事故が発生していたと公表した。
NHKによると、2日午後7時40分ごろ、京都府京丹波町京丹波町のロケーション施設で、8月に放送予定のNHKスペシャル 終戦80年ドラマ「シミュレーション〜昭和16年夏の敗戦〜」(NHK・NHKエンタープライズ・リキプロジェクト・ポニーキャニオン・東京テアトルの共同制作)の撮影中に事故が発生。戦場シーンで準備していた音と煙を出すための火薬を使った装置が、撮影前に誤って作動したという。
撮影現場の安全管理を担当していた制作会社「リキプロジェクト」によると、この事故で周辺にいたアクション専門の出演者5人が、耳鳴りなどの症状を訴えて病院で診察を受け、このうち1人が左耳の鼓膜の一部を損傷するけがをしましたという。NHKは「撮影現場での安全管理を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントを発表した。
「シミュレーション〜昭和16年夏の敗戦〜」は、猪瀬直樹参院議員(78)のノンフィクション「昭和16年夏の敗戦」を原案に、映画監督の石井裕也氏(41)が脚本と演出を担当。石井組の常連で盟友関係にある、池松壮亮(34)が主演を務める。真珠湾攻撃の8か月前の1941年(昭16)4月に、国の指示の下、日本中のエリートたちが秘密裏に集められた、対米戦をあらゆる角度からシミュレートするためにつくられた「総力戦研究所」が舞台。池松は、同研究所に突然、招集された産業組合中央金庫(現・農林中金)の調査課長で、東大法学部を首席で卒業したエリートの宇治田洋一を演じる。
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