限定公開( 13 )
2023年12月に73歳で亡くなった歌手・八代亜紀さんの“私的な写真”が特典として付属するCDの発売を巡り、大手レコード販売店のオンラインショップなどが、4月11日までにサイト上での予約、販売を停止する対応を取っていることが分かりました。ねとらぼ編集部の取材によると、CDの流通元がすでに出荷を中止しており、販売店側では取り扱いが不可能な状態となっているということです。
●ネット上で大きな波紋
レコード会社「ニューセンチュリーレコード」は、八代さんのアルバム「八代亜紀 お宝シリーズ 第一弾 忘れないでね」を21日に発売予定。同アルバムには八代さんの“尊厳を踏みにじる”プライベートな写真が付属すると公式サイトで発表していました。
これを受けてSNSでは「許すことはできない」「尊厳を踏みにじるとても信じられない行為」と怒りの声が上がり、「#八代亜紀さんの尊厳を守れ」がトレンドに。オンライン署名サイト「Change.org」では、八代さんの尊厳を保護して、リベンジポルノを阻止する旨のオンライン署名が立ち上がるなど、波紋を広げています。
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一方、同レコード会社のInstagramでは付属する写真について「すべての所有権を有しており売買契約書もございます」とし、「商品の発売中止などは行いません。告知通りに商品を発売して行きます」と、販売中止はしないことを表明しています。
●「タワレコ」などが販売中止
発売を前にCDショップなどは予約ページの公開中止や販売中止などを続々と実施。
すでに販売を中止している「タワーレコード」はねとらぼ編集部の取材に対し、八代さんのCDが物議となっていることについて「把握している」とし、「ホームページにも(中止を求める)声が寄せられていた」と回答。
さらに「CDの仕入れ先の流通会社がすでに流通を中止しているため、販売をするのが前提として不可能な状態」と明かしています。
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