視察後、記者団の取材に応じる石破茂首相=19日午後、東京都渋谷区(代表撮影) 石破茂首相は19日、東京都内で記者団に対し、バブル崩壊後の「就職氷河期」世代など就労に不安や困難を抱える人々を支援するため、関係閣僚会議を25日までに設置する方針を明らかにした。
首相は19日、東京都立川市の就労支援施設「たちかわ若者サポートステーション」を訪れ、15〜49歳を対象とした就労相談の取り組みを視察。同施設の支援により就職につながった元利用者らとの車座対話に臨んだ。
この後、首相は記者団に「いろんな話を聴いてくれる仕組みは非常に重要だ。そういう取り組みを、点ではなく面で、政府として有効に支援していきたい」と強調した。
首相は男性の育児休業取得など仕事と育児の両立に力を入れる東京・代々木のルミネ本社も視察。「テレワークや自宅勤務が当たり前になってきた。政府として支援できることを最大限に考えていきたい」と語った。

就労支援拠点「たちかわ若者サポートステーション」を視察し、元利用者(手前)らと意見交換する石破茂首相=19日午前、東京都立川市(代表撮影)