『THE SECOND』ファイナリスト8組(C)フジテレビ 結成16年以上のプロの漫才師たちが渾身(こんしん)のネタでしのぎを削る漫才賞レースの第3回大会『THE SECOND〜漫才トーナメント〜2025』について、ファイナリスト8組が19日、決定した。マシンガンズ、モンスターエンジン、金属バット、吉田たち、ザ・ぼんち、囲碁将棋、はりけ〜んず、ツートライブが5月17日に行われる最終決戦「グランプリファイナル」(後7:00〜11:10)へと駒を進めた。
【個別ショット】マシンガンズ、金属バット、ザ・ぼんちらが勝ち上がる グランプリファイナルでは、東野幸治の司会進行のもと、ハイパーゼネラルマネージャーをくりぃむしちゅー・有田哲平、スペシャルサポーターを博多華丸・大吉が務める。さらに今大会では、スーパーオーディエンスの数原龍友(GENERATIONS)、片寄涼太(GENERATIONS)、高橋ひかる(※高=はしごだか)、花澤香菜、本田真凜、本田望結も参加、お笑い界のみならず各界を代表する豪華な顔ぶれが見守る中、8組のファイナリストが、悲願の『THE SECOND』優勝をめざし、白熱のトーナメントバトルを繰り広げていく。
「ノックアウトステージ16→8」では、従来と同様、会場に集まった観客審査員100人による採点方式の審査が行われた(「とても面白かった」→3点、「面白かった」→2点、「面白くなかった」→1点)。結果は以下の通り。
<Aブロック>
先攻:祇園 ●251点(1点:5人、2点:39人、3点:56人)
後攻:マシンガンズ ○279点(1点:3人、2点:15人、3点:82人)
<Bブロック>
先攻:モンスターエンジン ○274点(1点:0人、2点:26人、3点:74人)
後攻:ドドん ●265点(1点:2人、2点:31人、3点:67人)
<Cブロック>
先攻:金属バット ○288点(1点:1人、2点:10人、3点:89人)
後攻:リニア ●250点(1点:7人、2点:36人、3点:57人)
<Dブロック>
先攻:母心 ●194点(1点:22人、2点:62人、3点:16人)
後攻:吉田たち ○285点(1点:1人、2点:13人、3点:86人)
<Eブロック>
先攻:ザ・ぼんち ○273点(1点:0人、2点:17人、3点:83人)
※タイムオーバーのため10点減点(6分30秒を超えると10点減点、その後15秒を超えるごとに10点減点される)
後攻:ハンジロウ ●260点(1点:3人、2点:34人、3点:63人)
<Fブロック>
先攻:タモンズ ●256点(1点:5人、2点:34人、3点:61人)
後攻:囲碁将棋 ○287点(1点:1人、2点:11人、3点:88人)
<Gブロック>
先攻:ヘンダーソン ●265点(1点:3人、2点:29人、3点:68人)
後攻:はりけ〜んず ○286点(1点:0人、2点:14人、3点:86人)
<Hブロック>
先攻:ツートライブ ○278点(1点:1人、2点:20人、3点:79人)
後攻:ななまがり ●265点(1点:4人、2点:27人、3点:69人)
【ファイナリスト各組コメント全文】
■Aブロック勝者:マシンガンズ(滝沢秀一、西堀亮)
――今試合の勝因
「お客さんが笑ってくれたこと、これが全て!西堀がスベったことも全て込みで、マシンガンズ!そう思っていただければ、これ幸いです」(滝沢)
「今日は俺、異常にスベってたもんな(笑)」(西堀)
「いやいや、総合力、総合力!」(滝沢)
――「グランプリファイナル」へ向けての意気込み
「われわれ、おととしは準優勝、去年は“ノックアウトステージ16→8”敗退、ということで、今年は“忘れもの”を取りに行きます!」(西堀)
「おいおい、またスベり始めてるぞ(笑)。もうちょっと気の利いたコメントないのかよ」(滝沢)
■Bブロック勝者:モンスターエンジン(西森洋一、大林健二)
――今試合の勝因
「勝因ですか…実は、前回(「ノックアウトステージ32→16」)もそうやったんですけど、ネタが終わった瞬間は“あ、負けたかも”と思ったんですよね。(「16→8」の)第1戦目ということもあって、客席の空気も割と重かったし…。なんで俺、『THE SECOND』になると、こんなにネガティブなんやろ(笑)。まぁ、強いて言うなら勝因は、“ちゃんと納税しているから”じゃないでしょうか(笑)」(西森)
◆「グランプリファイナル」へ向けての意気込み
「ネタのチョイスが難しいですよね。でもわれわれは、3年目の挑戦にして“グランプリファイナル”に進出するのは初めてなので、とにかく楽しく漫才ができればいいのかな、と思ってます」(大林)
Cブロック勝者:金属バット(小林圭輔、友保隼平)
――今試合の勝因
「やっぱり、信じる気持ちの強さですかね。信念を貫き通す力。私たちはいつも、お日様に感謝しながら、皆様の笑顔を…」(友保)
「なんか、ドドんさんのコメントみたいになってるけど(笑)。僕は、本番前、隣のスタジオに入るガチャピンとあいさつできたのが勝因やと思います」(小林)
――「グランプリファイナル」へ向けての意気込み
「やっぱり勝ちたいですよ」(小林)
「おい、母心!“グランプリファイナル”で、お前らの爪をはがしてやるからな!爪を洗って待っとけ!」(友保)
「残念ながら、敗退したそうです…」(小林)
「ほんなら、今度どっかで会ったときにはがす!」(友保)
■Dブロック勝者:吉田たち(こうへい、ゆうへい)
――今試合の勝因
「勝因は、相手をあまり意識せずに漫才をやったことですかね。本番前に舞台袖で、お互いに、とにかく集中してやろう、と話したりはしましたけど、われわれは特に、作戦を立てるタイプでもないですし。ただただ素直に、自分たちのできることをした、という感じです」(ゆうへい)
――「グランプリファイナル」へ向けての意気込み
「ゴールデンタイムの番組でネタをお見せできることが、何よりもうれしいです。勝ち上がりたい、というよりも、1本でも多く自分たちのネタを見ていただきたい、という気持ちが強いですね。ここからいろいろとあがくことになるんでしょうけど(笑)、できるだけこの状況を楽しみたいと思います」(こうへい)
■Eブロック勝者:ザ・ぼんち(ぼんちおさむ、里見まさと)
――試合を終えての感想
「僕は、尺はうまいこといってると思ってたんやけど…結果の時間を見たら、“ウソやろ?”ってなったね」(まさと)
「時計(※客席の後ろにある漫才師用のタイムカウンター)をもっと前に持ってこんかーい!(笑)」(おさむ)
――「グランプリファイナル」へ向けての意気込み
「いやもう、決勝なんでね、頑張るしかないですよ。それしか言いようがないですね」(まさと)
「頑張りま〜す!」(おさむ)
■Fブロック勝者:囲碁将棋(文田大介、根建太一)
――今試合の勝因
「どっちが面白かったとかいうことじゃなくて、今日はたまたま僕らの方がウケたかなっていう、ただそれだけです。違う日に、違うお客さんの前で戦ってたら、結果はまた違ったと思いますし」(文田)
「意外と落ち着いてできたのがよかったかなと。“32→16”で大会史上最高得点(297点)を取ってしまったので、今日はガチガチに緊張してたんですけど、いざ舞台に上がったら緊張が解けました」(根建)
――「グランプリファイナル」へ向けての意気込み
「2023年以来のグランプリファイナル進出、このあと3勝して、きっちり優勝したいです!」(文田)
「ここまで来られたので、あとはもう“お祭り”だと思って楽しみたいです」(根建)
Gブロック勝者:はりけ〜んず(前田登、新井義幸)
――今試合の勝因
「先攻のヘンダーソンがめちゃめちゃ面白かったので、逆に開き直ってやれたのがよかったのかなと。あと、早めに笑いが取れたので、落ち着いてできました。僕らは知名度がない分、ネタの頭の1分くらいが勝負なんで(笑)。でも一番の勝因は、ネタを忘れなかったことですかね(笑)」(前田)
――「グランプリファイナル」へ向けての意気込み
「せっかくここまで来たので、1個1個のネタを、1回1回の試合を大切に戦いたいです。われわれはもう、先の人生を考えると目がくらむので(笑)、目の前の1個1個が大事なんです。でも、できるならネタを3つやりたいですね。そこは、これから相方が作戦を立ててくれるのかなと」(新井)
■Hブロック勝者:ツートライブ(たかのり、周平魂)
――今試合の勝因
「あえて勝因を挙げるとするなら、僕らの方が、漫才をやってる回数が多いという、そこだけですね。ななまがりさんは漫才もコントもやってて、トータルのスキルでいったら僕らより上だと思うんですけど、僕らはもう、十何年間ずっと漫才しかやってませんからね、バカみたいに(笑)」(たかのり)
――「グランプリファイナル」へ向けての意気込み
「ここまで来たら、優勝を目指すのみでしょう!3回勝ったらいいんですもんね?よっしゃよっしゃ、行こう行こう!…ただ唯一気になってるのは、“グランプリファイナル”でやりたいネタがあるんですけど、放送コード的に大丈夫なんかなって…このあと、スタッフさんに聞いておきます(笑)」(周平魂)