石破茂首相(写真左)と林芳正官房長官 林芳正官房長官は8日の記者会見で、知日派で知られたジョセフ・ナイ元米国防次官補の死去を受け、「政策提言、党派を超えた対日理解の促進などを通じ、今日のかつてなく強固な日米同盟に大きく貢献した」と述べ、哀悼の意を示した。
林氏は「その知性や洞察を通じて長年にわたって現代国際政治の世界で多大なる貢献をされ、日米同盟に関しても知見を有する有数の知日家だった」と強調。「私自身も直接その謦咳(けいがい)に触れることも多く、大きな影響を受けた」と語った。
石破茂首相は「日米関係の強化に尽力された故人をしのびつつ、み霊の安らかならんことを心よりお祈り申し上げる」との弔辞を出した。