ロボット役に苦笑いしたリリー・フランキー (C)ORICON NewS inc. 俳優の仲野太賀、リリー・フランキー、是枝裕和監督が9日、都内で行われた「全編iPhone 16 Pro で撮影『ラストシーン』プレス向けプレミア試写会」に参加した。
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50年後の未来の姿も描かれ、そこでリリーはロボ化されていた。「僕も今まで何度か是枝さんの作品には参加させていただいてるんですけど、今までで1番難しかったというか…。ロボットで。当然、撮影中は緑の帽子を被って、そこに後で(合成で)機械入れていく。『ロボットで』と言われた時に、ちょっと試されている気がしたというか…。たぶん、俺と是枝さんの中のロボットは、昭和のロボット。でも、何十年後のロボットの動きで。(ロボットダンス風の動きをしながら)これをやったら、後で編集で笑われると思ったり、いろんなことを考えた」と裏話。
是枝監督は「いつも脚本を考える時に、リリーさんの役を考えたくなる。どこかにいてほしいと思うもんですから。で、随分出ていただいてるんで、面白がっていただかないとそろそろもういいかなって思われそうだったんで」と笑顔でオファーを振り返っていた。
Appleは、iPhoneのみを使って写真や映像を撮影するキャンペーン「iPhoneで撮影-Shot on iPhone」の一環で、日本を代表する監督の是枝裕和氏が全編iPhone 16 Proで撮影した短編映画『ラストシーン』を公開する。本作は、鎌倉の街を舞台にした是枝監督初のタイムトラベル・ラブストーリー。「未来に何が残り、何が消えるのか」をテーマに、テクノロジーなどが進化する中で、50年後にも残したいものとは何か。日々の小さな選択によって、どんな未来が作られていくのか。見終えた後、観客の一人ひとりが自身の選択について考えさせられる物語となっている。
ストーリーの主要人物を演じるのは、今回が是技監督作品初出演となる仲野太賀、福地桃子となる。黒田大輔、是枝監督作品に長く携わるリリー・フランキーも出演する。iPhone 16 Proで全編撮影したことについて、是枝監督は「自然でありのままの映画にしたいと思い、本当に、日常生活の中にあるつかの間の瞬間、当たり前だと思っている大切なものを撮影しました。私は、登場人物たちがレストランから鎌倉へ、そして観覧車へと向かう、穏やかで、温かい人間性あふれるビジュアルを心に描きました。iPhoneのカメラ機能のおかげでストーリーに深みが出て、普通のものが特別になりました」とコメントした。
また、本作の主題歌はVaundyの書き下ろし楽曲「まじで、サヨナラべぃべぃ」が使用されている。『ラストシーン』本編と舞台裏映像はApple TVアプリで見ることができる。