今日7日も午前から気温30℃超え 真夏日続出で一連の暑さピークへ 熱中症リスク大

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2025年06月07日 11:52  日本気象協会

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日本気象協会

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今日7日(土)は、昨日6日(金)以上に気温の上がり方がハイペース。午前中から北陸や東北で気温が30℃を超えています。近畿〜東北を中心に最高気温30℃以上の真夏日続出。関東など太平洋側では昨日6日(金)より湿度が高く熱中症のリスク大。一連の暑さは今日7日(土)がピークとなりそう。こまめに休憩や水分をとり、熱中症対策は万全に行いましょう。

朝のスタートから気温高い 午前中から北陸や東北で30℃超え

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今日7日(土)は朝のスタートから気温が高くなっています。午前9時までの最低気温は東京都心と大阪市20.9℃、福岡市21.3℃など、各地で平年より2℃くらい高い20℃超え。羽田空港や千葉市は22.1℃、石垣市登野城では27.6℃と今年一番高くなりました。

強い日差し+山越えの風が吹き降りる際に気温が上がるフェーン現象の影響で、東北や北陸では、すでに午前中から最高気温30℃以上の真夏日となっています。

午前11時までの最高気温は、岩手県普代村で31.1℃(今年初真夏日)と、全国で一番高くなっています。その他、岩手県釜石市と宮古市で30.5℃、鳥取市30.1℃など、沖縄以外では、山陰〜東北の所々で真夏日となっています。東京都心は28.7℃と、昨日6日(金)の同じ時間と大体同じですが、湿度が46%と昨日6日(金)より10ポイントくらい高くなっています。

最高気温30℃以上の真夏日続出 太平洋側は湿度アップ

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このあと、更に気温は上がり九州〜東北の所々で最高気温30℃以上の真夏日続出となるでしょう。

900地点あまりある全国アメダスの内、昨日6日(金)は最高気温25℃以上の夏日地点が725地点と全国の約8割で夏日となり今年最多となりました。今日7日(土)は、夏日地点は昨日6日(金)と同じくらいですが、最高気温30℃以上の真夏日地点は、今日7日(土)の方が多く予想されています(6日:66地点、7日:70地点以上予想)。

関東など太平洋側では、昨日6日(金)より湿度が高くなるため、熱中症のリスク大。こまめに休憩や水分をとり、屋内ではためらわずにエアコンを使用しましょう。

明日8日(日)以降 梅雨入りラッシュへ

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明日8日(日)は、西から梅雨前線が北上し、九州北部や四国で梅雨入りとなりそうです。9日(月)以降は前線が本州付近に停滞し、中国、近畿、東海、関東甲信で梅雨入りラッシュとなるでしょう。

季節先取りの暑さは落ち着き、真夏日地点は少なくなりますが、湿度は高くなります。気温がそれほど高くなくても、湿度が高いと熱中症リスクが高まるため注意が必要です。

熱中症の応急処置

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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