九州北部地方は過去最も早い梅雨明け かなり早い盛夏の訪れ 7月は高温少雨傾向

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2025年06月27日 11:10  日本気象協会

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日本気象協会

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今日27日、九州北部地方と九州南部の梅雨明けが発表されました。九州はこのあと夏の太平洋高気圧に覆われて、例年よりかなり早く夏本番の暑さが訪れます。この先、厳しい暑さが長く続きますので、熱中症などの体調管理、農作物の管理にお気をつけ下さい。

早くも夏本番

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今日27日、九州北部地方と九州南部の梅雨明けが発表されました。
九州北部地方は平年より22日早く、九州南部は平年より18日早くなりました。九州北部地方は、1951年の統計開始以降で最も早く、梅雨の期間は19日間と過去最も短くなりました。九州南部は過去2番目に早い梅雨明けです。

例年ですと、九州はこの時季は梅雨の最盛期にあたりますが、週末以降は夏の太平洋高気圧が勢力を強めて、九州付近を覆ってきます。その後も太平洋高気圧の勢力が強い状態が続くため、九州はかなり早く夏本番の暑さとなる見込みです。

向こう1週間、九州は晴れる日が多く、強い日差しが照りつけるでしょう。午後はにわか雨の所がある見込みです。最高気温は33℃前後で、内陸部は35℃以上の猛暑日になる所があり、厳しい暑さになる見込みです。
急に暑さが厳しくなると、まだ体が慣れていないため、熱中症になりやすい傾向があります。暑さが厳しい時間帯は、なるべく運動や作業は控えた方がよいでしょう。定期的な休憩をとり、こまめな水分と適度な塩分補給を心がけましょう。

また、来週は南の海上では新たに熱帯性の低気圧が発生する可能性もあります。

7月は高温少雨傾向

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昨日26日発表の1か月予報(6/28〜7/27)によると、九州の平均気温は平年より高く、暑さが厳しい見込みです。また、降水量は、九州北部地方は平年より少なく、九州南部は平年並みか少なく、少雨傾向となりそうです。
平年よりも太平洋高気圧やチベット高気圧の張り出しが強まり、九州付近は暑い空気に覆われやすいでしょう。7月は高温少雨傾向になりますので、熱中症などの体調管理や農作物の管理などに気をつけて、万全な暑さ対策を行いましょう。

また、南海上では台風のたまごとなる雲ができやすく、台風の発生が増える可能性があります。本格的な台風シーズンに入りましたので、台風への備えも確認しておきましょう。

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