2025年F1第11戦オーストリアGP予選後会見 左から2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)、PPランド・ノリス(マクラーレン)、3番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン) 2025年F1第11戦オーストリアGPの予選が行われ、ポールポジション〜5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション〜5番手に入ったドライバーはランド・ノリス(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)だ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)予選 5番手(Q1=11番手1分5秒189:ソフトタイヤ/Q2=7番手1分4秒860:ソフトタイヤ/Q3=5番手1分4秒763:ソフトタイヤ)
「このコースが僕たちにとってチャレンジングなものになることはわかっていた。自分たちの長所も短所もわかっているし、ここのような高速コーナーと荒いターマックが特徴のサーキットでは、いいラップをまとめるのは常に難しかった。5番手は、おそらく今日のこのようなコンディションで可能だった最大限の結果だろう」
「ランド(・ノリス)と僕たちの差は驚くほどのものではない。マクラーレン勢はこれまで素晴らしい仕事をしてきたし、明日彼らに挑むことはできないと思う。でも、前のフェラーリ2台と戦うチャンスはあると思うし、それを狙っている。何ができるか見てみよう。表彰台争いに加われるよう祈っている」
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)予選 4番手(Q1=7番手1分05秒115:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分04秒896:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分04秒582:ソフトタイヤ)
「少しずつ前進している。別のサーキットに行くたびに、新しいタイプのマシンで走るようなもので、以前乗っていたマシンとは特性がまったく異なるので、毎回ショックを受け、驚かされる」
「できるだけ早く学習して、このマシンにすでに慣れているドライバーに追いつこうと急いでいる状態だ」
「今週末はアップグレードも導入された。とてもポジティブなものだった。それからチームは予選全体を通して素晴らしい仕事をしてくれた。ポジショニングなど、すべてが素晴らしくて、運営面では今までで一番良かったと思うから、満足しているよ」
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)予選 3番手(Q1=2番手1分04秒966:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分04秒556:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分04秒554:ソフトタイヤ)
「問題だったのは、(イエローフラッグの影響で)そもそもアタックを始めることすらできなかったことだ。(ピエール・)ガスリー(アルピーヌ)が最終コーナーでスピンしたため、僕は2回目のアタックラップを始めることすらできなかった」
「ランドは今週末ずっととても速かったので、彼を打ち負かすのは簡単ではなかっただろうが、それでも僕たちのマシンにはフロントロウに並ぶのに十分な速さがあったと思っている。だから、アタックのチャンスさえ得られなかったのが本当に残念だ。それでもこの位置からでも良いレースをすることは可能だ。時には、うまくいかない日もある」
「(レースでポジションを上げられるチャンスは)間違いなくあると思う。今週末の僕たちのペースはとても強力に思えるからね。フェラーリのペースも良さそうだったのは少し驚きだったが、それでも明日にチャンスが残されていると思う。3位で終わるつもりはない。それだけは確かだよ!」
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)予選 2番手(Q1=12番手1分05秒197:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分04秒734:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分04秒492:ソフトタイヤ)
「とても満足している。フロントロウからスタートするのはモナコ以来、久しぶりのことだ。今シーズンは全体的に厳しい時期が続いているけれど、チームはずっと努力し続けてくれている」
「今週末はいくつか新しいパーツを投入した。それが間違いなく効果をもたらしたと思う。ギャップを見れば分かるように、全体的に差が非常に小さい。それはチームのおかげだ。それから僕自身、自分のラップにとても満足している」
「僕たちは通常、予選よりもレースの方がマシンのパフォーマンスが良い。だから、明日はマクラーレン勢にもう少しプレッシャーをかけられるといいなと思っている」
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)予選 1番手(Q1=1番手1分04秒672:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分04秒410:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分03秒971:ソフトタイヤ)
「確かに良いラップだった。少しずつ、という感じでここまで来た。Q3の1回目のアタックでも良い走りができたと感じていたが、もう少しうまくまとめられれば、もっとタイムを稼げる箇所がいくつかあることは分かっていた。そして実際に、それをやってのけたんだ」
「計画していたとおりに走れて、それがうまくいったときは、たいていとても良い結果になる。とても満足しているよ。今日は良い一日だったし、今のところ週末全体がうまくいっているから、この流れを維持できればと思っている」
「予選では何度かとても難しい瞬間を経験しただけに、今うれしく思っている。今日のようなラップを決め、週末を通じて良いパフォーマンスを出せていることに満足だ」
「明日は長いレースになる。だけど、何よりシーズン自体が長い。今日の結果にはとても満足しているが、こういうことができるということを、繰り返し自分自身に対して証明していきたい。これがその始まりに過ぎないのだといいね」
[オートスポーツweb 2025年06月29日]